海の女王様と王女様がやってきた！
クイーンメリー2とオーシャンプリンセス日本来航
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| 洋上最大級のボールルーム「クイーンズルーム」 |
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銀のトロフィー
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横浜に再び姿を現したクイーンメリー2
2月19日、横浜にクイーンメリー2がやってきた。昨年に続く2度目の来日である。歴史と伝統を伝える海運の名門キュナードラインのフラッグシップで、船名にクイーンの名を冠した海の女王は、総トン数15万トン。客船として世界第三位の大きさだが、日本に寄港した客船のなかでは最大であり、大黒ふ頭で見上げた堂々たる姿は、クイーンと呼ぶにふさわしい威厳があった。
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船内にはプラネタリウムなどの最新設備もあるが、何といってもクイーンメリー2の特徴は、歴史を物語る部屋や調度品の数々が、豪華客船黄金時代を彷彿させてくれる点だろう。数ある陳列品の中にはキュナードラインの社史を物語る純銀製のトロフィーがある。
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最初の大西洋定期船にちなんだ
「ブリタニアレストラン」 |
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かつて豪華客船の桧舞台となった大西洋航路だが、郵便船事業の許可を取り、最初に大西洋定期サービスを開始したのが同社の木造外輪船ブリタニアであった。
処女航海は1840年７月4日、英国・リバプールから始まり、行く先はカナダ・ハリファックスと米国・ボストン。当時のボストンは新世界米国と欧州文化を結ぶ拠点であり、商業の中心地であった。
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誇り高いボストン市民にとって欧州からやってくるブリタニアの定期寄港は大歓迎。港が凍結したときには数千人のボストン市民がボランティアとなり、氷を割って船の水路をつくったという逸話も残っている。
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| 屋外デッキのプール |
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そして、定期寄港に対する感謝の印としてボストンからキュナードへ贈られた物が、この純銀トロフィーであった。そして、同社のフラッグシップであるクイーンメリー2の船内では百数十年のときを経た今も、いぶし銀の光を放っている。
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そのほか、エリザベス・テーラー、チャーリー・チャップリンなど、かつてキュナードラインの客船に乗った銀幕スターの写真や、昔の旅行かばん、古い海図など、船内はまるでマリタイムミュージアムのよう。伝統の客船ならではの楽しさが味わえる。
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また、ショッピングエリアにはエルメス、ショパール、ハロッズなどのお洒落なお店がそろっていることも他の船とは一味ちがう点だろう。2004年に乗船したときには、ショパールでネックレスを買ったが、今も、身につける度にクイーンメリー2の素敵な思い出が蘇る。
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そして、来年2011年にもワールドクルーズの途中で、クイーンメリー2が日本にやってくることが決定した。横浜から乗船できる日本特別区間クルーズも予定しているので、憧れの海の女王を体験する絶好のチャンスとなりそうだ。（問合せ先：クルーズバケーション 電話 03-5255-5261）
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