特殊旅行、冒険旅行、自然志向旅行
冒険旅行、自然観察旅行、遺跡探訪旅行、生態系研究旅行、スポーツ旅行とエコツーリズムの違いは何でしょうか。
この区分けはある程度重なっているところがあります。 これは皆笂チ殊旅行繧フ範疇に入ります。しかし、エコツーリズムという場合には、環境や文化を保全するための特別な工夫がなければなりません。
アメリカでは、かつて笂チ殊旅行繧ニ見なされていた旅行も今では珍しいものではなくなり、多くの旅行者は広い旅行体験を求め、今まで以上にたくさんの情報源から旅の情報を得ています。このような傾向を知らなかったり、より多様化した旅行を提供できない旅行会社は多くの顧客を失っています。というのもお客様は今や雑誌などを通じて知った専門旅行業者に直接予約できるからです。
一例を挙げてみますと、考古学探検、熱気球、自転車ツアー、運河クルーズ、北極での犬ぞり、グルメ・ツアー、健康及びフィットネス、ヘリスキー、乗馬、オペラ、写真、サファリ、トレッキング、ワイン園ツアーなどがあります。あらゆる人の要望を満たす何かがこの本の中にはあります。おそらくシエラネバダ山脈で金を掘ったり、モンゴルのゴビ砂漠をらくだで横切ることも。
Specialty Travel Index では世界中の520の主催旅行会社の情報を提供していますが、その93年秋・冬号でエコツーリズムを特集しています。環境施行の休暇旅行が特殊旅行市場で勢いを得ているのも時代の流れです。発行者であるC.Steen Hansenは次の様に語っています。
「人々は熱帯雨林や絶滅の危機に瀕した動物、例えば象や海亀について耳にするようになってきました。そして自分自身の目で生息地や生態系を見たいと思うようになってきたのです。旅行によっては、旅行者はただ観察するだけではなく、保護活動に参加することもできます。」
旅行中に旅行者が保護活動に参加したいのか、それとも何らかの貢献をしたいのか、または単に学びたいのか、程度にはかなり差があります。従って、さまだまなレベルのエコツーリズムがあるのです。