欧州初の体験ワイナリー「シュロス・ヴァッカーバルト」へ
ローカル気分も上昇! トラムに乗ってドレスデン近郊のワイナリーへ
どこへ行っても交通インフラが整っているドイツの都市部。ドレスデンも例外ではありません。
ドイツ屈指の人気を誇る観光都市ドレスデンには、一人旅でも家族旅行にも便利でお得な 観光カード がたくさん揃っていて、ツーリストでも公共交通機関を使って自由気ままに動き回ることができます。
大き過ぎず、また小さ過ぎず、しかも治安の良いドレスデンの町は、まさにローカル気分で旅を楽しむには理想的なデスティネーションといえるでしょう。
そこで今回は、ドレスデン中心部からトラムを利用して出かけられ、ドイツ人スタイルの週末が楽しめるスポットをご紹介したいと思います。
トラムに乗るのに、ドイツ語が解らないからといって心配する必要は何もありません。
トラム車内では、次の停留所名がモニターとアナウンスの両方で案内されますし、モニターにはその先の停留所も表示されます。
同時に乗り継ぎの案内がモニター表示される、新しい車両も多く走っていますので、もし不安ならモニターがよく見える席に座って、走行している場所や自分の降りる停留所名を、あらかじめ目で把握するようにしましょう!
ドレスデン市内の(1ゾーン)の運賃は2.20ユーロ/1時間(2015年8月現在)で、1日券なども販売されていますが、観光なら公共交通機関の利用や美術館・博物館などでの割引といった特典のある「ドレスデンカード」(Dresden Card)や、その周辺の地域でも利用できる「ドレスデン地域カード」(Dresden Regio Card)などを、あらかじめ入手しておくと良いでしょう。
各種ウェルカムカードは、ドレスデン観光局のウェブサイトで紹介されていますので、料金や適用範囲、サービスなどの詳細はそちらでご確認下さい。ライプツィヒなど、ドレスデン以外のザクセン州内の町も訪れる予定があれば、州内で有効な「ザクセンチケット」が便利です。
また、運賃や所要時間、乗り換えなどの情報は、ドレスデン交通局(DVB)や、ドイツ国鉄(DB)のウェブサイトで検索できますので、ぜひ活用したいところです。
さて、それではドレスデンの中心部からトラムを使って、近郊のラーデボイルにあるザクセン州立ワイン醸造所「シュロス・ヴァッカーバルト」を目指すことにしましょう。
トラム乗り場は、この「H」と書かれた黄色いスタンドが目印です。
ワイナリーの最寄りの停留所までは、トラムの4番を利用します。時間は、ドレスデン旧市街(劇場広場の辺り)から35分ほどです。
ここで気をつけなければならないのは、トラムの区域が途中でドレスデンからラーデボイルに変わることです。
そのためトラムの運賃は「2ゾーン」になります。ラーデボイルのワイナリーへ行く際には、2ゾーンのチケット(4ユーロ/1.5時間)を用意しましょう。
ドレスデン市内のみ有効な観光カードをお持ちの場合は、別途運賃が発生しますので注意が必要です。
トラムの扉は、鉄道と同じく手動式になっています。乗車の際には、扉の両脇にあるボタンを押します。
乗ろうとしたのに、目の前で扉が閉まってしまった! なんてことが時々ありますが、発車前でボタンが緑色の状態であれば、再び扉を開けて乗車することができますので慌てなくても大丈夫です。
トラムに乗ったらまず、車内に設置された機械にチケットを差し込んで刻印します。観光パスの場合、刻印は初回のみです。