British Food ~食事
国際色豊かなテイクアウト店
さて、ロンドンにはF&C以外にも様々なテイクアウトの店が存在する。ケバブ、チャイニーズ、そしてカリビアンと国際色豊かな都市を象徴しているようだ。場所によって住んでいる人種も違うので、本格的な味を求めるなら、そのエリアに行くのが良い。何しろその人種が住んでいるので味は本物、競争もあるから値段も押さえめだからだ。

町中にあるケバブ屋

サンドイッチバーに並ぶトッピング
ロンドンだけでなく、イギリス中どこにでもあるのがチャイニーズのテイクアウト。どちらかというとアジア系のお客さんが多いようだ。日本人にとってはまずいイギリスの食事に飽きたときの救世主のようなもので、白いごはんから炒飯、麺、スープまで1品£2~3程度で持ち帰りができるのは、嬉しい限りなのだ。私は日本人というだけで、おまけをしてもらったり、親しく話しかけられたりしたことが何度もあったりと、一瞬アジアに帰ったような、ほっとした気持ちになるのも嬉しかった。

チャイナタウンのテイクアウト店。ここはお菓子と菓子パンがメイン。
繁華街やオフィス街に必ず見つかるサンドイッチ・バーは昼時にはビジネスマンやOLで列ができる。サンドイッチの中身も実に素朴でローストビーフ、チキン、ベーコン、卵、プラウン(小海老)、チーズなどを基本に、マヨネーズなどで味付けされたトッピングが、店のウインドーに並べられている。これらの中身とパンの種類を選び、バター、塩、胡椒の有無を答える。大体£1.50からでテイク・アウトであれば£3もかからない。
また最近はBenji’sなどすでに出来合いのサンドイッチを安く売るようなチェーン店も出き、混み合っている。また比較的町中にあるM&S(マークス・アンド・スペンサー)ではランチにサンドイッチを買いに来る層をターゲットに、パックのサンドイッチ新製品がいつも並んでおり、おじさんやOLたちの食指を動かしている。
やはりどこの国でもテイクアウトはコンビニ感が大事。早いうまい安いの3拍子が基本のようです。