「ハワイこだわり旅」実践講座

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ハワイでの挙式留意点


ハワイで結婚式挙げるためには、ハワイの結婚証明書が必要


 結婚証明書を取得するには、花嫁、花婿揃って病院に行き、花嫁は結婚前の健康診断を受けなければならない。費用は$25で証明書の有効期間は30日となっている。
 なお、この証明書はハワイ州内のいずれの島でも有効である。
 19才以下の場合は年齢を証明する書類が必要で、18才以下の場合は両親の承諾書が必要である。

結婚式パッケージの利用とその手配


 外国なので、事前の打ち合わせが思うように出来ないので、ハワイの結婚式場や業者(コーディネーター)が用意しているパッケージを利用するのがいい。教会への礼金、教会での最低限の飾りの花、介添え人、音楽、新郎新婦のレイといったものが基本になっていて、金額を追加すれば、飾りの花を豪華にしたり、音楽の種類、演奏者/歌手の人数、レイの種類などをランクアップすることも可能である。あるいは、スタンダード、デラックスという分け方をされる場合もある。

 また、記念写真、スナップ、ビデオなどをオプショナルで依頼することもできる。ホテルからの送迎の車代、花嫁の髪、化粧が必要かどうかで、その手配をしなければならないなど、細かいことがいろいろある。

 予約の時に、内容をチェックすることを忘れないこと。また、追加で頼むことがあれば、はっきりと依頼し、費用についても確認すること。

余裕のある旅程をたてること


 貸衣装を借りる場合、花嫁は衣装選び、フィッティングなどに時間がかかる場合もある。その時間的な余裕もみて、出発日を決めること。


ヒロ子のお節介メモ
(ここがポイント)


ハワイの結婚式について


 初めにハワイでの結婚式をお世話したのは、今から約30年も前のことでした。
 家と家の結婚式、高い費用のかかる披露宴、席順決めなどのわずらわしさから逃れて、2人のための結婚式でありたいと、神前で愛を誓い、祝福を受けて2人で出発する。日本で披露宴に高い費用をかける代わりに、ハネムーンも併せて楽しむ、という合理性を優先し、しかも季節を選ばないハワイでの結婚式ということが、始まりでした。

 しかし、2人だけの静かな結婚式ということに、それなりの意義もありますが、一方、手塩にかけて育てた子供の結婚式を見届けたいというのも親心。ただ、当時はドル外貨も高く、旅費もかさむなどのことから、親はやむにやまれず同行できないというのが一般的なパターンでした。
 
 しかし最近は円高ドル安で、旅行費用が安くなり、海外旅行が日常化したことなどで、家族も一緒に結婚式に参列するというのが一般的になりつつあります。やはり、できることならご両親も一緒にハワイに行って、教会の式で介添えをしてもらう方が、現地の見ず知らずの人に介添えをしてもらうより、はるかに意義深く、それが教会での結婚式の本当のあり方でもあります。

 最近のハワイの結婚式は、「日本人の結婚式が多くて日本の式場と変わらない」とか、「心がこもっていない」などといった声も聞きますが、結婚式のできる場所は日本のように限られているわけではなく、手配次第で素晴らしい挙式、思い出に残る結婚式ができるはずですから、多少の費用の違いなら、良心的なウエディング・コーディネーターに依頼して、混み合わないところを選ぶこと、結婚式にふさわしい雰囲気つくりの演出とか、きめ細かなサービスのある結婚式にすることができると思います。

 ハワイでの結婚式は、教会での厳粛なセレモニーが一般的なのですが、緑と花が美しい公園や夕日に映えるビーチなど、美しいハワイの自然の中での結婚式も趣があります。カウアイ島のシダの洞窟で、夜、トーチの灯火と洞窟のなかに灯されたロウソクの光だけの結婚式も何度か列席しましたが、印象深いものでした。

 通常、ウエディング・パッケージは基本の形があって、基本パターンにオプションを追加できるようになっています。これまでの経験からみて予算にあわせてパッケージを活用するのが最も良策です。家族や友達が列席するのならば、基本パターンに加えて、自分達独自のアレンジをすることも可能です。

 ワイキキをはじめとするホノルルには、日本から出店している貸衣装店があり、そういった貸衣装店ではオアフ島以外での結婚式の場合でも貸し出しています。加えて、ローカルの人達が経営しているの貸衣装店でも、最近では日本人サイズのドレスを揃えているところも結構見かけるようになりました。

 衣装を借りる場合は、衣装の選択、フィッティングなどに時間もかかることを計算して、旅程をたてることが重要なポイントです。

 貸衣装を利用することは、今日では当然のようになっていますが、だからといって全てを借りるのではなく、アクセサリーの一つくらいは持参して、生涯の記念とすることぐらいは考えておいた方が良いでしょう。


ヒロ子のウエディングひと口メモ
(経験の法則から)


1) 異色のウエディング

ハワイならではの異色のウエディングといえば、何といっても一番のお勧めは、シダの洞窟で、夕日が沈んでから行う結婚式が出色。

2) 自然のなかで行う結婚式

*ガーデン・ウエディングといえば、ホテルの中庭で行う場合と公園で行う2通りがある。

*ビーチでのウエディングならホテルの雰囲気をそのまま活用できるビーチを選ぶのが 良い。例えばコナ・ビレッジのヤシの林をバックにしたビーチ・ウエディングは、夕日に映えてとても雰囲気が盛り上がる。

*ハレアカラ山頂で、日の出のウエディングの手配も可能なようだ。しかし、山頂は気温が低いので、衣装には気をつけること。

*観光用サンセット・クルーズをやっているクルーズ会社も、結婚式のプログラムを持っているところが多い。

 ハワイの自然の中でのウエディングの場所は尽きない。演出の仕方で素晴らしい結婚式にもなると思う。
 「私はこんな結婚式をした」という報告をお寄せ下さい。

3) 趣味を同じくする人達の結婚式に

 ゴルフ、スキューバ・ダイビング、ヨット/ボートなどの愛好家の仲間に祝福されて、という結婚式なら、「ゴルフ・コースで2人で一緒にクラブを握り、人生のスタートに向かってティーショット」という趣向や、「スキューバ愛好家向きなら、水中結婚式」というのは如何だろうか。

私が演出したガーデン・ウェディングの例





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