客船ノルウェージャンエピックのお洒落な地中海クルーズ

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船上にブルーマン登場!

エピック船体

客船ノルウェージャンエピック



常に進化を続けるクルーズの世界。なかでも2010年に就航したノルウェージャンエピック(Norwegian EPIC 155873総トン)は、世界中から集めた「楽しいもの」や「素敵なもの」を船いっぱいに載せ、幅広い年齢層に楽しめる新型の洒落たクルーズを実現した。
ブルーマン

ブルーマン


例えば、ブルーマングループ。
あのオフブロードウエイで人気を博し、今や世界各国に劇場を持つブルーマンのショーが、船上で見られるのだ。しかも観覧料は乗船料に込み。加えて、この船には「青の世界の裏側を覗こう」というプログラムがあり、素顔のブルーマンに会うこともできる。

アイスバー

アイスバー

北国に発祥したアイスバーも出現。ファーのついた防寒コートと手袋をはめて入場すると、そこはマイナス10度の氷の世界。青く輝く室内には、熊の氷像や、氷のベンチ。氷のカウンターで飲む冷え冷えのカクテルがたまらない。

サーカスを見ながら食べる夕食も夢のよう。空中を舞うエアリアルサーカス。手に汗握るアクロバット。高度な技のジャグリング。コミカルなピエロ。時には乗客も参加し、会場は笑いの渦。しかも、デザートの前にお菓子のパレードが登場するなどディナーメニューと連携した演出がさらに楽しいひとときを醸し出した。

ジャズクラブ

ジャズクラブ

このほか、ボーリング場、ロッククライミングの壁、ウオータースライダーなど活動的な施設は若者やファミリーに人気。一方、芸術品を集めたアートギャラリーや、大型スクリーンのある大人専用のプールゾーンなどの落ち着いた施設はミドルエイジの至福の寛ぎの場だ。特に、この船の図書館には20冊以上の日本語の書籍や雑誌があったことに驚いた。外国客船で、これほど多くの日本の本に会うことはめったにないからだ。

また、ノルウェージャンエピックは夜になると音楽の殿堂と化す。ジャズ、クラシック、カントリーミュージック、70′s、イージーリスニング、ピアノ、ヒップホップなどが毎晩のように各バーや、クラブ等で演奏されるので、数か所をハシゴしたこともしばしば。特に「ファットキャット ブルースバー」はクールなジャズクラブで、バンドの演奏も凄いが、乗客飛び入りのジャムセッションが最高だった。

寿司

寿司

ノルウェージャンエピックは、食事の世界もバラエティー豊か。スモークサーモンとアボガドのタルタルがおいしいメインダイニングを始め、ショーを見ながら食べるサパークラブ、ステーキハウス、イタリアンレストラン、フレンチビストロ、中国料理レストラン、ビュッフェレストラン、そして鉄板焼きハウスや、寿司バー、さらに日本酒が飲める酒バーまである。

ところで、ノルウェージャンエピックは「豪華客船旅行とは気取った堅苦しい旅で、タキシードが必需品。」といったこれまでのクルーズイメージを見事に払拭した。上質だが、肩の凝らない雰囲気と、選択肢の多いクルーズライフを提供し、乗客が自由気ままに食べて遊べる、フリースタイルクルージングを確立したからだ。カジュアルに過ごそうが、エレガントに過ごそうがゲストのお好み次第。乗客が自分の嗜好に合わせクルーズを創りだせるのもこの船の大きな魅力だ。

スイートラウンジ

スイートラウンジ

ちなみに、エレガントを重視する場合は、スイートルームがお勧めだ。スイート客専用のラウンジ、レストラン、プールなどがあるので、喧騒から離れた優雅な時間を満喫することができる。

豪華なスイート専用ラウンジで開かれたパーティーで驚いたのは、子供連れのファミリー客が多かったこと。
アメリカから来た親子三世代総勢6名のゲストに聞いたところ、「私たちは、普段は夫婦2人でラグジュアリーシップに乗っています。しかし、ほとんどのラグジュアリーシップは船が小さく遊戯施設が少ないので子供や孫は退屈。そこで、今回のファミリー旅行には、ノルウェージャンエピックのスイートを選びました。客室が美しい上に、専用サウナやプールでゆったり寛げるし、スイート用のビーチクラブや専用ラウンジもあり、高級感も満喫しています。孫たちは沢山の遊戯施設や子供プログラムで大喜び。息子夫婦はスイートの施設や一般の施設をうまく使い楽しんでいます。私たちも久しぶりに可愛い孫と一緒でハッピー。この選択は家族一同にとって最良でした。」

エピックプール

エピックプール

ノルウェージャンエピックは10月16日まで、毎日曜日バルセロナ発着の7泊8日地中海クルーズを行っている。寄港地は、ピサの斜塔への海からの玄関口リボルノ(イタリア)、ローマの外港チベタベキア(イタリア)、世界三大美港の1つと言われるナポリ(イタリア)そして、ショパンが住んでいた島マヨルカ(スペイン)。真夏の混雑や暑さから解放された秋の地中海は夕日の美しさも格別。ノルウェージャンエピックのフリースタイルクルージングで自由気ままに歴史の舞台を訪ねて巡る旅はいかがだろうか。

<問い合わせ先>
ノルウェージャンエピック
http://www.ncljpn.jp/


上田寿美子のブログ http://sumikoue.cocolog-nifty.com/blog もご覧ください。


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