100周年記念の「ザルツブルク音楽祭」 会期を短縮して開催決定!
世界中のファンが楽しみにしていた今年の「ザルツブルク音楽祭 100周年記念」は当初、44日間に200の公演が予定されていたが、新型コロナウイルスの影響により会期を短縮し、最大6会場で30日間にわたり約90の公演の開催が決定した。100年前の創設劇「イェーダーマン」の公演は予定通り、8月22日に開催。また、2020年に開催できないプログラムは、2021年に延期される。変更後のプログラムは、芸術監督が6月初めに発表する。
100周年記念ということもあり、今年は音楽祭チケットの販売は新記録に達し、合計で180,000枚、2450万ユーロがすでに販売されていたが、日程が短縮されスケジュールも見直しとなるなるため、チケットの代金は返金されることとなった。新たなチケットを割り当てる場合は、元のプログラムのチケット所有者が優先される。その詳細や手順は、今後数日の間にすべての購入者に案内される。
今回の発表に際してヘルガ・ラーブル=シュタードラ ザルツブルク音楽祭総裁は「多くのアーティストと共に特別なプログラムを予定していましたが、残念ながら今年は新型コロナウイルスにより、沢山のアーティストの出演をキャンセルしなくてはいけませんでした。しかし、この新しいプログラムで、活気に満ちた強力な芸術を皆様にお届けできるチャンスを得ることができて嬉しい」とのコメントを発表している。
なお、記念プログラム「偉大な世界劇場 – ザルツブルク音楽祭 100周年」は7月下旬にスタートし、2021年8月31日の「ザルツブルク音楽祭」終了まで続く。
100 Jahre Salzburger Festspiele
会期 |
2020年8月1~30日 |
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開催地 |
ザルツブルク市 |
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