ニューヨークのメトロ7系統に新駅「34St-HudsonYards」が開業
ニューヨーク州都市交通局は去る9月13日、マンハッタン・ミッドタウンの東端に469番目の駅となる「34st-Hudson Yards」を開業した。ほぼ17年ぶりとなるこの新駅はステンレスのタイル・パネルに、花崗岩の床タイルと高級感のあるデザイン。省電力照明を採用しつつ、明るく清潔な印象を与えている。
新駅をデザインしたのは「ダットナー・デザイン」。地上出口部分はトシコ・モリが担当し、ランドスケープ・デザインはマイケル・ヴァン・ヴァルケンバーグが手がけた。
この駅があるのは、マンハッタンの西端にあたるエリア。鉄道線路跡の再生プロジェクトとして知られる「ハイライン」の起点となっており、また市内最大のコンベンション施設「ジャビッツ・センター」にも隣接している。
また、観光クルーズ・ツアーで人気のサークルラインの出発点、ピア83やギャラリーが集まるチェルシー地区にもほど近いことから、このエリアへのアクセスを飛躍的に改善すると同時に、現在進行中のプロジェクト「ハドソン・ヤード」の完成後には新たな人の流れを生み出すことが期待されている。