オーストラリアで最もカラフルな鳥
レインボービーイーター(ハチクイ)



 オーストラリアで最もカラフルな鳥レインボービーイーターが、空中で宙返りや旋回しながら虫を捕らえるさまは、まるで優雅な空中曲芸師のようです。


 
レインボービーイーターは渡り鳥です。8月末、ビーイーターは春の訪れを告げるようにセントラルオーストラリアにやってきます。夏の間、クリークの河床や小池に沿って飛んでいるのがよく見られます。4月になると再び北へ向かいトップエンドでドライシーズンを過ごします。南東オーストラリアで見られるレインボービーイーターは、南部の寒い冬を避けるためトレス海峡を越えてニューギニアまで渡っていきます。そして、9月ごろまでに再び北から戻ってきます。



ハチの針に刺されないでどうやってハチを食べるのか?

レインボービーイーターの好物は、ミツバチやスズメバチで、その他にハエ、バッタ、カブトムシ、ガなども食べます。レインボービーイーターは空中でハチを捕らえると木に戻りハチを枝に打付けて殺してしまい、それから、ハチのお尻を枝にこすり付け毒針を取り除いた後、丸呑みします。

ちょっと変わった巣

レインボービーイーターは小川の土手に1メートルほどのトンネルを掘ります。メス鳥はトンネルの奥に卵を生みます。

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