1等車には食事のサービス “フランス”を感じるメニュー 時間帯にもよるが、列車には1等、2等車両のほかにバー車両、もしくは食堂車が連結されている。 バー車両(写真上)は明るいスタンドバーで、やわらかい曲線のテーブルが並ぶ。料金は、コーヒーや紅茶が4ユーロ。サンドイッチなどの軽食も食べられる。また、ドリンクや軽食のワゴンサービスもあり、1等車には朝食や夜食のサービスがあるのも嬉しい。 この日、朝食に出てきたのはクロワッサンなどパン2種類に、スモークサーモン、クリームチーズ、フルーツソースのかかったヨーグルト、ジャム、オレンジジュースとコーヒー(写真左)。朝食としては十分な量で、パンも暖かいものをサーブしてくれる。 このメニューを見ただけでも、ドイツとはまた違ったフランスらしさが感じらる。国境を越える列車の旅ならではと言えるだろう。 また、ワゴンサービスのスタッフをはじめ、バーや車掌さん(写真右)など、乗務員が非常に陽気でフレンドリーなので、何だかこちらも楽しくなってくる。 食事を楽しみホッと一息もつかの間、列車はストラスブールへ到着した。本当にあっという間だ。 当然の話ではあるが、フランス領へ入ると駅の表示やアナウンスの第一言語がフランス語に変わり、確かに国境を越えてきたのだという実感がわいてくる。 ストラスブールからは、これからビジネスでパリへ向かうという感じの人が次々乗り込んで来た。この列車が、フランスや欧州のビジネスシーンにも大きな利便性を与えていることが改めて感じられる。 |
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取材:2007年12月 |