国交樹立30周年、ブータン政府が「日本親善オファー」を提供

2016年01月29日 掲載

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画像提供:ブータン政府観光局



ブータンと日本の国交が樹立してから30周年にあたる2016年、ブータン政府は6月から8月まで日本人観光客に対する「ブータン・日本親善オファー」を提供することを発表した。

正式に国交樹立して以来、ブータンにとって開発発展のための重要なパートナーであり続けている日本。特に農業分野においては、1964年から28年に渡りブータンの農業の発展に尽くした植物学者であり、農業指導者でもある西岡京治氏を、ブータンの人々は尊敬の念を込め「ダショー・ニシオカ」と呼んでいる。

ブータンが観光客の受け入りを開始したのは1974年のこと。その翌年、日本から最初の旅行者がブータンを訪れまた。以降、ブータンにとって日本は、観光業においても大切な国であり続けている。

さらに2011年には、現国王が王妃と共に日本を訪問。日本国内でのブータンへの認知度が一気に高まった。その結果、2012年のブータンへの旅行者数が飛躍的に伸び、ブータンに対する更なる好印象をもたらすこととなった。そんなブータンは今年、以下の3つの重要な祝賀イベントを迎える。
  • 今年の干支「火の雄の申」は、ブータンに仏教を伝えた聖人グル・リンポチェが生まれた年と同じ干支である
  • ブータンの国家統一を成し遂げたシャプドゥンが、ブータンに到着してから400年周年を迎える
  • ロイヤルベビーが誕生する
こうした歴史的にも素晴らしい年に、国交樹立30周年を迎えるブータンと日本。そこでブータン政府は、日本人観光客に対する「ブータン・日本親善オファー」を実施することを発表した。これにより、両国のさらなる深まりが期待される。

「ブータン・日本親善オファー」


実施期間は2016年の6月から8月までの3ヶ月で、日本国籍を有するブータンへの渡航者が対象。内容は以下の通り。
  • オファー適用の期間内(2016年6~8月)は、従来の最低公定料金(US$200/1泊)が除外され、旅行社は旅行会社に対し内国税(US$65.00/1名1泊)の他、旅行に掛かる経費や手配手数料などを支払う。査証の代金(US%40.00)は従来通り。
  • ドゥルックエアーとブータンエアラインズが、航空運賃を50%オフで提供 (ドゥルックエアーは、エコノミークラスのみの割引を公表。ブータンエアラインズについては、近日中に発表予定)する。諸条件は、各旅行会社もしくは各航空会社にて確認を。
  • ホテルの割引率は最大50% (ディスカウントを表明しているホテルは、ブータン政府観光局の公式ウェブサイトを参照。但し、リストに掲載されている内容は、旅行の人数や条件によっては適用外となる場合もあるため、利用時には旅行会社に確認を)。
  • 食事をするレストランやホテルなどの施設やサービスは選択可能 (公定料金で旅行する際と同レベルの施設やサービスから選択)。3ッ星以上のホテルに滞在の場合、ライセンスを持ったガイドと運転手付き車を雇うことは必須となっている。

選択肢

  • 3ッ星、もしくはそれ以上の希望のホテル
  • 希望のレストランで、好きなものが食べられる(ブータン政府観光局へ登録済みの店をリストから選択)
    もしくは、3ッ星以上のホテルでの食事となる。

旅行に必要な条件

  • ライセンスを持ったガイド
  • 運転手付きの車
  • 認可された現地旅行会社

諸条件

  • 旅行者は自身で、または日本の旅行会社を通じて、認可されたブータン現地旅行会社へ旅行を手配する必要がある。
  • このオファーは、2016年6月1日から8月31日まで適用
  • 日本国籍を有し、観光査証で入国する旅行者にのみ適用
  • 通常、少人数の旅行に追加されるサーチャージは、今回のオファーでは必要ない(通常は、1名1泊につきUS$40.00、2名1泊につきUS$30.00のサーチャージが課金される)。

情報提供:ブータン政府観光局


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