世界最長の海上橋「港珠澳大橋」が香港とグレーターベイエリアに開通
新記録を樹立した象徴的な建築物
グレーターベイエリア初となる道路と海底トンネルからなる「港珠澳大橋」は、香港国際空港近くの人工島からマカオ、中国本土の珠海市までを海を超えて結ぶ全長55キロメートルの橋で、その長さはゴールデン・ゲート・ブリッジ(米国サンフランシスコ)のおよそ20倍に相当。また、建設に際してはパリのエッフェル塔60基分の鋼鉄が使われ、設計寿命は主な海上橋よりも20年長い120年となっている。
この超大型プロジェクトは、瞬く間に香港やグレーターベイエリアの観光名所となり、英ガーディアン紙も「現代世界の7大奇跡」の一つとして評価。香港国際空港から珠海までの所要時間は、従来の4時間からわずか45分に短縮されるというから驚きである。
楽しい最初の立ち寄り先
この新たな大橋の始点となるのが、香港国際空港と香港ディズニーランドがあるランタオ島。すでに島自体が魅惑的なスポットとなっているが、人気のケーブルカー「ゴンピン 360」に乗って天壇大仏やポーリン寺を訪れたり、般若心経が彫りこまれた木柱を特徴とするスピリチュアルな場所「ハート・スートラ=心経の道」沿いの散策も楽しめる。
より深い島の文化に触れるなら、香港特有の高床式住居のある村「漁村大澳」がお勧めだ。東涌(トンチョン)と大澳を結ぶボートやケーブルカーの中からも大橋がしっかりと見える。さらに香港とグレーターベイエリアを結ぶ便利な高速バスの運行も始まり、周遊旅行も計画がし易くなる。
Hong Kong-Zhuhai-Macao Bridge(HZMB)
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