モルディブ、外国人旅行者の受け入れ再開に伴うガイダンスを発表
外国人観光客の受け入れ再開に際し、モルディブ観光省がそのガイドラインとなる「観光業界に置ける Covid-19 感染防止の為の公衆衛生対策について」を発表。このガイドラインには、モルディブで観光に携わる全てのスタッフのための指標、および旅行客のための重要な情報も明記されている。また同時に、滞在中はモルディブ国内での接触確認アプリ「TraceEkee」のダウンロードと利用を推奨している。
今回発表されたガイドラインによると、新たな観光税の導入などはなく、入国に当たって新型コロナウイルスの陰性証明書やPCR検査の結果が求められることはない。また、症状のない旅行者は検疫も求められていないが、このガイドラインは状況によって定期的に見直しが行われる。
旅行前
- 過去14日間に新型コロナウイルスに感染した場合、もしくは感染の疑いのあった場合、発熱や咳、喉の炎症、息苦しさなどの症状がある場合は、モルディブへの渡航を控える。
- モルディブへ渡航する際には、観光省が認定した宿泊施設の事前予約が必要となる。
- リゾート島、ライブボード、住民のいない島のホテルは、7月15日以降に予約受付が可能。
- ゲストハウス、住民のいる島にあるホテルの予約は、8月1日より予約可能。
ただし、国内線への乗り継ぎ目的であれば、それ以前でもゲストハウス、住民が住んでいる島のホテルにも宿泊は可能。乗り継ぎに当たっての宿泊手配は、最終目的地の宿泊施設で手配できる。 - 最新の営業情報は、宿泊施設の公式ウェブサイト等で確認する。
- 第一段階でモルディブに入国する旅行者は、モルディブ滞在の全日程を認定された一ヶ所の宿泊施設で予約。乗り継ぎ目的を除き、複数のリゾートやホテルに滞在することはできない。
到着前
- 全旅客は、機内で配布される健康申告書に記入する義務がある。
- 機内で発熱、咳、息苦しさなどの症状が見られた場合は、速やかに申告をする。
空港到着時
- モルディブへの旅行者は、空港到着時に30日間の観光査証が発給される。
- あらかじめ記入した「健康申告書」を提出する。
- 全ての旅客にマスク着用が義務付けられる。
- ソーシャルディスタンスに注意を払う。
- 空港到着ロビーに入る際に手指を消毒をする。
- 全旅客を対象に自動体温測定器による体温チェックが実施される。
- モルディブ入国に際した検疫隔離措置は行われない。
*入国に際しては、いかなる医療テストの結果も求められない。ただし、到着時に新型コロナウイルス感染症の症状が見られた場合は自費によるPCR検査が求められる。その場合は指定された施設、もしくは旅行者が最終目的地としていたリゾート施設で(後者は各リゾートのポリシーに応じる)での隔離措置が行われる。
*PCR検査の結果が陽性の場合は、滞在するリゾートで自主隔離を行うか、国が管理する隔離施設へと移動する。結果が陰性の場合は隔離措置が解除され、(国管理の施設に留められた旅行者は)最終目的地の宿泊施設への移動が可能となる。ただし、陰性であっても症状が続く場合は、レストランなど公共の施設の利用は控える。 - 機内やモルディブ国内の移動で症状が見られた人の近くにいた旅行者は、連絡が取れるよう追跡する。
*接触者は、症状が出た旅行者のPCR検査の結果が出るまで、滞在中の宿泊施設での自主隔離が求められる。PCR検査で陰性だった場合、自主隔離措置は解除される。 - 到着時、過去14日間に新型コロナウイルス感染症に罹患したと申告した旅行者は、空港内のクリニックで医師の診察を受ける。無症状の場合は検疫を受け、症状のある場合はPCR検査を受けた上で、指定された隔離施設に移動となる。
なお、最新の情報は観光省、および外務省のウェブサイトにて随時更新されている。