オリエント・エクスプレスがミャンマーに新たなリバークルーズを就航
世界22ヶ国で45のホテル、クルーズ、鉄道のラグジュアリービジネスを展開しているオリエント・エクスプレス・ホテルズ・リミテッドが2013年7月、ミャンマーに新たなリバークルーズを就航させることを発表した。
同社はミャンマーに於いてすでにヤンゴンに48室のコロニアル・スタイルのホテル「ザ・ガバナース・レジデンス」と、17年に渡りエーヤワディー川に周航しているリバークルーズ「ロード・トゥー・マンダレー」の2つを展開しているが、今回ヤンゴンに就航が決まったクルーザーはそれに続くもとのなる。エーヤワディー川に生息するイルカの名にちなみ「オルケーラ」と名づけられ、魅力的なミャンマーの奥地へと旅するコースが7本用意されている。これらは1月から4月、そして7月から12月にかけて運航される予定だ。
このオルケーラはヤンゴンからバモーまで、曲がりくねるエーヤワディー川を進み、途中主要な文化遺産や市街地、さらに人里離れた興味深い遺跡の近くにも錨を下ろす。喫水が低いため機敏に移動可能な船体はチンドウィン川も周航可能で、ミャンマー西部を縫うように壮大な山脈地帯の脇を進み、北はインド国境からわずか30マイルのホマリンまでも旅する。
小艦隊スタイルの船の定員は50名。その他に40名ほどのスタッフが乗船し、オリエント・エクスプレスの名にふさわしい細部にまで行き届いた気配りと比類なきサービスを提供する。
25室の広々としたキャビンには川に面した床から天井までの大きなガラスのスライディングドアとジュリエット・バルコニーが完備され、川と岸辺をあたかも額縁で囲むかのように写し出す。優雅な4デッキのリバークルーザーには2室のバルコニー・スイートがメインデッキの船首にあり、さらに15室のステートキャビン、8室のデラックスキャビンがメインデッキ及びアッパーデッキが備えられている。また、全キャビンにはエアコンやバストイレも完備され、4室のキャビンはコネクティングで使用することもできる。
全日程はヤンゴン、インレー湖、そしてインド洋に面したガパリ等での滞在と組み合わせることが可能。金額は乗船中の食事、エクスカーション、ミャンマー国内の航空券や各種移動費が全て込みで、7泊のクルーズが1名3,270ユーロから。また、ロード・トゥー・マンダレーもオルケーラも貸切で利用でき、さらに2隻同時にチャーターすることで132名までの乗船が可能となる。
エーヤワディー川 リバー クルーズ
ミャンマーの生命線であり、人々や経済が依存している自然の資源エーヤワディー川。フェリー、竹のいかだ、はしけ、釣り船などがこの川を行き来しつつ商売を行い、何世紀にも渡りこの力強い川の岸辺にミャンマーは発展し続け、常に人々の生活を眺めてきた。ゴージス・オブ・ザ・ファー・ノース(遥か北の峡谷)
有名なマンダレーから、中国国境に近い雲南の山々のふもとにあるバモーまで、682マイルを航行する11泊のクルーズ。最終目的地は、どこまでも広がる寺院が見るものを魅了してやまないバガン。ザ・ジュエルズ・オブ・ザ・エーヤワディー(エーヤワディーの宝石)
ヤンゴンを出発し、バガンで終わる7泊、506マイルのクルーズ。旅のハイライトは、バガンへのガイド付きエクスカージョンやイギリス陸軍が一度持ち帰りながらヴィクトリア女王の命令で返却されたブロンズの仏像が納められている「リターニング・ホーム・パゴダ」として知られているパゴダ(Pyi Taw Pyan)など。ザ・エーヤワディー・エクスペリエンス
バガンからヤンゴンまでの506マイルを旅する7泊のクルーズ。ヤンゴン近郊にある静かな村シリアム、藁とラッカーで作られた約6メートルの大きな仏像などを見学する。チンドウィン川 リバークルーズ
ミャンマー北西部の見事な景色の中を縫うように流れるチンドウィン川。垂直の絶壁や深緑のジャングルに隠されるように、また陸上のアクセスが難しいために今も変わらぬ佇まいを見せる賑やかな町や村の横を通り過ぎて行く。ディスカバリング・ザ・チンドウィン・リバー
チンドウィン川に沿って起伏に富む印象的な風景の中、854マイルを11泊かけて航行するクルーズ。蝋燭に灯されたストリートマーケットや、およそ1000年前にひとつの木から10の仏像が彫られたうちの一つ、仏像(Shwe Sagar)を奉る僧院を訪れる。Orient-Express to launch new cruiser in Myanmar
就航予定 |
2013年7月 |
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料金 (1名) |
〔7泊〕 EUR 3,270~ |
ウェブサイト |
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問い合わせ先 |
オリエント・エクスプレス Tel:03-3265-1200 |
(写真はイメージです)
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