2015年12月5日公開の映画 『海難1890』 がクランクアップ!
去る7月9日、日本とトルコの友好125周年を記念し、ターキッシュエアラインズ(本拠地:トルコイスタンブール 代表取締役:テメル・コティル)が特別協賛し制作された日土合作映画『海難1890』(2015年12月5日公開予定)のクランクアップ報告会見が、トルコのアフメト・ビュレント・メリチ駐日大使臨席のもと都内のホテルで行われた。
会見には、同作品に出演している内野聖陽をはじめ、ケナン・エジェ、忽那汐里、夏川結衣、宅間孝行、永島敏行、田中光敏監督も出席。メリチ駐日大使は冒頭の挨拶で、「このプロジェクトの友情のメッセージを世界の多くの人々に届けることの意味は大きい」と述べ、日本からは安倍晋三 内閣総理大臣や、レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領からもメッセージが寄せられた。
さらに、ミニチュアのエルトゥールル号を背にしたメインキャストや監督からも、以下のようなコメントが発表された。なお、会場にはイランイラク戦争の際、日本人救出に使用した機材として映画に登場した「DC-10」も飾られた。
出演者コメント(一部抜粋、原文)
内野聖陽(46)
歴史的な事件は、事実とは違う方向に向かうことがありますが、私はこの映画に携わることで確実に思ったのは、いろいろ調べると目の前の人をただ助けたいということは確実にあったということ、トルコと日本の友情がある奇跡の裏側には家族や他者を思う気持ちがあったということを感じました。日本とトルコ以外にもこのメッセージが伝わったらと思っています。
ケナン・エジェ(34)
現在、いろいろな事件や戦争がある中で、友好と平和を訴えている作品だと僕は思いました。世界に友好的なメッセージをおくることができる作品です。
私は、この作品に参加できてトルコの代表として演じられたこと日本とトルコの合作映画で、トルコ代表として演じることができたことを心から嬉しく思いますし、この作品を作ってくれた日本に対しとても感謝しています。
忽那汐里(22)
私はエルトゥールル号海難事件とイラン・テヘラン在留邦人救出事件で、別々の人物を別々の時代で演じました。私はこの映画に参加することで、何世代にわたって伝えないといけないと思いましたし、すごく責任感を持って演じさせていただきました。両方のスタッフ、またキャストの皆様と制作させていただきました。日本とトルコの文化の違いなどを感じながら演じさせていただいたことを心から感謝しています。
夏川結衣(47)
実は、エルトゥールル号の事件は知らなかったのですが、私のように知らない方々はたくさんいると思っています。人が人を助けるということについて、この作品をたくさんの人に知ってほしいと思っています。
宅間孝行(44)
イラン・テヘラン在留邦人救出事件のパートに出演させていただいたのですが戦争のシーンで、かなり迫力がありましたし、エンターテインメントとしても楽しめると思います。史実映画ということではなく、エンターテインメント大作として見てほしいと思っています。戦争のシーンなどもすごい迫力でした本がすごく面白くてエンターテインメントとしても。
永島敏行(58)
イスタンブールで、500~600人の地元のエキストラが参加してくれてトルコが持っているこの作品への想い入れが強いことを知りました。そして、義理深いところなど日本の心情に似ているなと思いました。
田中光敏(56)
1カット1カットにた想いをこめて作りました。トルコと日本で1本の友情で作られた作品ができました。みんなの心に届く作品にしたいです。
トルコのフラッグキャリアであるターキッシュ エアラインズは、世界110ヶ国276都市の広範囲なネットワークを有する世界一の就航都市を誇る航空会社。そのサービスクオリティにおいても、5年連続で「ベスト エアライン ヨーロッパ」(Best Airline in Europe)として表彰されている。
KAINAN 1890
公開日 |
2015年12月5日(予定) |
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