トルコ文化観光省、計39の無料バーチャルツアーを実施

2021年08月24日 掲載

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自宅から気軽に楽しめるトルコの「バーチャル博物館 7選」


1.ギョベクリ・テペ古代遺跡


これまでに発見された世界最古の神殿跡として知られる「ギョベクリ・テペ」。トルコ南東部のシャンルウルファ県にあるこの遺跡は12,000年の歴史を誇り、2018年にはユネスコ世界遺産にも登録された。


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画像提供:トルコ共和国大使館・文化広報参事官室



狩猟採集民の生活、農業や畜産業への移行、神殿建築、芸術の誕生などの記録が残り、これまで知られていた新石器時代に新たな情報を数多くもたらした「ギョベクリ・テペ」だが、特筆すべきは高さ6メートル、重さ40トンにもなるT字型の石柱。「ギョベクリ・テペ」のバーチャル・ミュージアムツアーでは「神殿」の展示エリアの探索に加え、このT字型の柱も間近に観られ、バーチャルで時空を超えた旅が楽しめる。

GÖBEKLİTEPE ÖREN YERİ – ŞANLIURFA

URL

https://sanalmuze.gov.tr/TR-259963



2.アナトリア文明博物館


首都アンカラ、歴史的な2つの建物で構成された「アナトリア文明博物館」は、アナトリア地方の旧石器時代以降のユニークな展示で知られる博物館だ。1997年には「ミュージアム・オブ・ザ・イヤー」に選定された世界有数の博物館で、そのユニークなコレクションの数々は注目に値する。2014年に改修工事が行われ、バーチャルツアーやアニメーションなどを通じ、展示品が楽しめる。


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画像提供:トルコ共和国大使館・文化広報参事官室



上のホールでは旧石器時代、金石器時代、初期青銅器時代、アッシリアの貿易植民地時代、古ヒッタイト王国時代とヒッタイト帝国時代、フリギア王国時代、新ヒッタイト王国時代、ウラルトゥ王国時代の展示が、下のホールでは時代を超えたアナトリアと古典時代の展示が行われている。「ギョベクリ・テペ」のT字型の柱のレプリカも、この博物館が収蔵している。

ANADOLU MEDENİYETLERİ MÜZESİ – ANKARA

URL

https://sanalmuze.gov.tr/TR-259961



3.アンカラ共和国博物館


「アンカラ共和国博物館」の開設当時は、この博物館の建物はトルコの第2回大国民議会として使用されていた。
アタテュルクの理念や改革、多党制の誕生の時代を生きた共和国の若者たちに捧げられた博物館で、初代から3代までの大統領の写真や大統領の私物、当時の議会で採択された決議や法律などが展示されている。


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画像提供:トルコ共和国大使館・文化広報参事官室


CUMHURİYET MÜZESİ – ANKARA

URL

https://sanalmuze.gov.tr/TR-259958



4.イズミル・エフェス博物館


来館者数も多く、トルコでも特に重要な博物館の一つ。「エフェスのアルテミス像」をはじめ、「イルカに乗るエロス」「ウサギを抱くエロス」「エロスの頭部」「プリアポス像」「大理石のアルテミス像」「エジプトの司祭像」「イシス像」といった様々な神話に登場する神々の彫刻や、「ソクラテスの頭部」などの展示でよく知られている。


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画像提供:トルコ共和国大使館・文化広報参事官室



中庭にあるバザールは、アナトリアの古い町の商業生活や、今では忘れ去られてしまった様々な手工芸品が、別のコーナーでは古代からオスマン帝国時代までの金貨、銀貨、銅貨、宝石類が展示されている。

EFES MÜZESİ – İZMİR

博物館

https://sanalmuze.gov.tr/TR-259959

遺 跡

https://sanalmuze.gov.tr/muzeler/IZMIR_EFES_ORENYERI



5.アンカラ独立戦争博物館


1920年から1924年までトルコの大国民議会が置かれていた建物にある博物館。1952年に国民教育省に移管され、1957年に博物館にすることが決定。1961年に「大国民議会博物館」として公開された。


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画像提供:トルコ共和国大使館・文化広報参事官室



特に同時代の歴史に関心を持つ人にはたまらない博物館で、独立戦争の文書、武器、絵画などの展示に加え、内閣会議室、大統領会議室、第一国会議事堂、議会議長室などのホールもある。

KURTULUŞ SAVAŞI MÜZESİ – ANKARA

URL

https://sanalmuze.gov.tr/TR-259957



6.トロイ博物館


総面積9万平方メートル、7つのパートに分かれた物語を再現した3層構造の博物館。本館では発掘調査で出土した遺物を通じ、詩人ホメロスの長編叙事詩『イーリアス』で歴史に名が残るアレクサンドリア・トロアス地方に進出したトロイ、その生活や文化の考古学的な歴史を解説している。


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画像提供:トルコ共和国大使館・文化広報参事官室



中にはトロアス地方の考古学、トロイの青銅器時代、『イーリアス』とトロイの戦い、古代のトロイアとイリオン、東ローマとオスマン帝国時代、考古学の歴史、トロイの痕跡があり、バーチャルツアーでは様々な時代の宝物、彫刻、石棺の中を巡る。

TROYA MÜZESİ – ÇANAKKALE

URL

https://sanalmuze.gov.tr/TR-259960



7.アンカラ民俗学博物館


セルジュク王朝時代から現在に至るまでのトルコの芸術作品が展示され、特に歴史ファンの注目を集める博物館。館内では、様々な地域の民族衣装、装飾品、履物、タオル、包み、カーペット、タペストリーなどのサンプルが見られる。


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画像提供:トルコ共和国大使館・文化広報参事官室



オスマン帝国時代の弓矢、火縄銃、マスケット銃、剣、刀剣(ヤタガン)、トルコタイル、キュタフヤタイル、スーフィズムやカルトに関するものなど、膨大なコレクションが展示されている。

ETNOĞRAFYA MÜZESİ-ANKARA

URL

https://sanalmuze.gov.tr/muzeler/ANKARA_ETNOGRAFYA_MUZESI




上記以外のバーチャルツアーは、以下のURLで検索できる。

T.C. Kültür ve Turizm Bakanlığı

URL

https://sanalmuze.gov.tr


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