2017年5月、ベルモンドが南米初の豪華寝台列車を運行開始
「オリエント急行」の愛称で知られるベニス・シンプロン・オリエント・エクスプレスを運行するベルモンドはこの程、南米初の豪華寝台列車「ベルモンドアンデアン・エクスプローラー」の運行を、2017年5月に開始することを発表した。チチカカ湖から世界遺産アレキパまでの驚異的な自然と古代王国の謎が残るアンデス地方の大地を、1泊もしくは2泊で走り抜ける。
「ベルモンド アンデアン・エクスプローラー」は、ベルモンドがすでに運行しているペルーの「ベルモンド ハイラムビンガム」、ヨーロッパの「ベニス・シンプロン・オリエント・エクスプレス」、英国の「ベルモンド ロイヤル・スコッツマン」、2016年夏に運行開始するアイルランドの「ベルモンド グランド・ハイバーニアン」に次ぐ、ベルモンドとしては8番目の豪華列車となる。
地球上で最も標高の高いルートを走る「ベルモンド アンデアン・エクスプローラー」は、2両の食堂車とラウンジカー、展望車、計34室の寝台キャビン(ダブル2室/ツイン20室/2段ベッド12室)で構成。内装は、世界にあるラグジュアリーホテルのデザインで有名なハーシュ・ベドナー・アソシエイツ(The Gallery HBA)のインゲ・ムーアが手がけた。
アルパカの柔らかなアイボリーやアンデスのスレートのグレーなど、南アメリカに由来する落ち着きのある自然色を基調とし、乗客がリラックスして、世界有数の美しい自然と文化との結びつきが満喫できるような仕上がりになっている。
期待の食事は、クスコの「ベルモンド ホテル・モナステリオ」のシェフが監修。アンデスの新鮮な食材をふんだんに用いた、カラフルで季節感のあるメニューが提供される予定だという。また、オープンエア・デッキの展望車では爽やかなドリンクとともにダイナミックな景色が楽しめ、ラウンジカーではピアノの生演奏を聴きながら好みのカクテル片手にリラックスしたひと時が過ごせる。
設定されているコースは4つ。その一つ「ペルビアン・ハイランド」は、インカ帝国の古都クスコから標高4,800メートルの世界一高い平原を経て、チチカカ湖畔のプーノから湖上に浮かぶ島々を探索し、さらに世界遺産に登録されているアレキパまで2泊3日のコース。チチカカ湖からクスコまでのアルティプラーノ高原地帯を、1泊2日で横断する「スピリット・オブ・アンデス」もある。
長年にわたりペルーの重要な都市や地域で精力的にホテル事業を展開してきたベルモンド。そのポートフォリオには、リマの「ベルモンド ホテル・ミラフローレス・パーク」、クスコの「ベルモンド パラシオ・ナザレナス」と「ベルモンド ホテル・モナステリオ」、マチュピチュの「ベルモンド サンクチュアリ・ロッジ」、聖なる谷の「ベルモンド ホテル・リオ・サグラド」がある。
Belmond Andean Explorer
料金一例 |
〔スプリット・オブ・アンデス〕 1泊1名 US$462.00~ |
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ウェブサイト |
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備考 |
料金には全ての食事、オープンバーでの飲み物、エクスカーションが含まれている |