デンバー美術館でアメリカン・ウエスト・ブロンズ展開催
デンバーのダウンタウンにあるデンバー美術館で、世界初となる特別展「アメリカン・ウエスト・ブロンズ」がスタートした。
同展は、1850年から1925年に28名のアーティストによって制作された、72体のブロンズ像の特別展。デンバー美術館ウエスタン・アメリカンアート・ペトリ―協会のトーマス・スミス氏とニューヨークのメトロポリタン美術館の共同監修で、8月31日まで開催。アメリカンインディアン、カウボーイ、騎馬隊、開拓者、馬やバッファローなど、1800年代後半から1900年代初頭にかけてのアメリカ西部を象徴する数々の作品が展示されている。
国際的にも知名度が高く、アメリカ西部の偉大な美術家と称されるフレデリック・レミントンやチャールズMラッセルを初め、ハーモン・アトキンズ・マックニール、ポール・マンシップなどの作品は必見。中でも、フレデリック・レミントンが最初に作り上げたブロンコ・バスター(1895)はアメリカの芸術史上最も人気の高いブロンズ像で、シャイアン(1901)は類まれな動きを表現した意味では最高傑作とも言われている。
史実、小説、あるいはその双方にまたがる解釈で様々に論じ続けられるアメリカの古き良き西部を3次元的に表現した貴重なコレクションで、デンバー以外ではニューヨークと中国の南京美術館のみでの開催となる。
The American West in Bronze, 1850–1925
会期 |
2014年5月11日~8月31日 |
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会場 |
デンバー美術館 |
ウェブサイト |
(写真はイメージです)
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