今年で100周年！ コロラドの雲へ向かうモーターレース「PPIHC」
標高2,862メートルからスタートし、4,300メートルでゴールする天空のモーターレース「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム（以下、PPIHC）」が今年6月26日、コロラド州コロラドスプリングス市の西、約16キロに位置するパイクスピーク山で開催される。
これは、標高差約1,422メートル、156のコーナーから成る全長約20キロを駆け上る迫力満点のレースで、その標高の高さから≪雲へ向かうレース（Race to the Clouds）≫とも呼ばれている。空気の薄い厳しい環境の中で、ドライバーもマシーンも高度な技術が要求されるレースでもある。
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本レースの初開催は1916年。今年でちょうど100周年を迎える。今や「インディ500」に次ぐ、全米で2番目に長い歴史を誇るモーターレースで、四輪車と二輪車の部門に大別されている。その中にEV改造、タイムアタック、無制限、電動二輪、サイドカーといった計16クラスが設けられている。
今年のエントリー数は100周年に合わせ、四輪に67、二輪に33の計100名がエントリー。日本からは1988年から参戦を続けている田嶋伸博、奴田原文雄、山野哲也の各選手が、四輪車部門に出場を予定している。一方、二輪車部門は岸本ヨシヒロ、渡辺正人、伊丹孝裕の各選手が挑む。全選手が「PPIHC」への参戦の経験ありという頼もしい日本勢に、今年も大きな期待が寄せられている。
アメリカ、カナダ、フランス、オーストラリアなどの選手を相手に、熱い戦いを繰り広げてくれることだろう。出場選手のリストはこちら（PDF）。このリストは随時更新される。
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レースのスタートは、6月26日（日）の朝8時。観戦チケットは、当日券が70ドル、オンラインで販売されている前売券は60ドルで、2枚以上購入の場合は割引きがある。レース前の18日から25日までの1週間は、「パイクスピーク・スピードウィーク」と題し、以下のような様々なイベントが催される。
6月18日（土）、19日（日）
200台の市販車（レース仕様ではない車）が、コロラドスプリングス空港の滑走路（約800メートル）を、時速360キロを超えるハイスピードで競う「エアーストリップ・アタック」。観戦チケットは前売りが1日20ドル、2日券が30ドルで、当日券はそれぞれ25ドルと35ドルとなっている。6月20日（月）
参戦予定の車両点検を見学するイベント「テック・インスペクション」。無料で一般公開される。6月21日（火）～ 24日（金）
練習走行╱レース予選。チケットは事前のオンライン販売のみで、1日25ドル。6月24日（金）
コロラドスプリングスの街で17時から21時頃まで開催される「ファンフェスト」。バイクのパフォーマンスの他、ビアガーデンや各種ブースが出展する。出場選手と会える機会も！6月25日（土）
スーパークロス、トライアル、エンデューロの要素をミックスさせた、新しいタイプのオフロードバイクレース「ロッキーマウンテン・スーパーエンデューロ」。コロラドスプリングス北西約30キロにあるユートパス・サドルクラブで開催される。 観戦チケットは10ドル。PPIHC - Pikes Peak International Hill Climb
開催日 |
2016年6月26日 |
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開催地 |
パイクスピーク山 |
ウェブサイト |
（写真はイメージです）