コロラドで楽しむサンタクロースと出会える蒸気機関車の旅
デュランゴ駅を出発し、架空の北極点でサンタクロースを乗せて戻って来るというファンタジーあふれる列車の旅「ザ・ポーラーエクスプレス・トレインライド(THE POLAR EXPRESS™ Train Ride)」が、2016年11月19日から2017年1月3日までの限定で運行される。
この「ザ・ポーラーエクスプレス・トレインライド」を運行するのは、鉱物運搬のため1882年に創業されたデュランゴ-シルバートン狭軌鉄道で、クリス・ヴァン・オールズバーグ著の名作絵本『急行 北極号』のストーリーと登場人物に基づき企画されている。同著は2004年にアニメ映画化された『ポーラー・エクスプレス』 としても知られている。
ストーリーは、クリスマスイブに北極点行きの列車が突如現れ、子供たちが乗り込み色々な体験をするというもの。登場人物のホーボー、車掌、ヒーローボーイ、サンタなどが「ザ・ポーラー・エクスプレス・トレインライド」の車内に現われ、乗客はストーリーの世界に引き込まれていく。
デュランゴの駅を出発した列車が目指すのは北極点。そこでサンタクロースを乗せ、デュランゴへと戻って来る。乗車中は、全員参加型の原作絵本の朗読会やクリスマスキャロルの合唱、サンタクロースとの触れ合いなど、楽しい子供向プログラムが用意されている。多くの子供たちが絵本や映画でのストーリーのようにパジャマ姿で乗車し、イベント列車の雰囲気が一層盛り上がる。
乗車前後のイベントも充実しており、乗車前には駅でのパフォーマンスが、下車後は駅併設の鉄道博物館内でサンタクロースとの写真撮影が待っている。また、駅では本物のトナカイが乗客を迎えてくれる。乗車時間は1時間10分だが、乗車前後のイベントを含めた全体の所要時間の目安は2時間半となっている。
この列車に乗車するには、事前予約が必要。ピーク期間の12月16日から26日までは、特に早めの予約がお勧め。座席は「普通車」「デラックス車」「プレミアム車」の3クラスがあり、オンラインで予約できるようになっている。
料金は座席や乗車時期により異なるが、目安として大人が32~78米ドル、子供が22~68ドルとなっている。運行頻度は、週末およびピーク期間が1日3本(17:15/18:50/20:25)で、他の日は1~2本となっている。料金および運行スケジュールは、同社のウェブサイトで確認できる。
Durango & Silverton Narrow Gauge Rail Road
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(写真はイメージです)