デンバー国際空港と市中心部を結ぶ列車が開通

2016年03月09日 掲載

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Colorado A Line

University of Colorado A Line 路線図
© The Regional Transportation District



2016年4月22日、デンバー国際空港と中心部のユニオンステーションを結ぶ路線「University of Colorado Line A」が開通する。本線の開通により、空港から市の中心部まで(約37キロ)、わずか37分でアクセスできるようになる。レンタカーの手続きや渋滞の心配などがなくなり、利便性も大幅にアップ。また、デンバー中心部に位置する主要名所へのアクセスも便利になる。

同路線を運行するのは「The Regional Transportation District (RTD)」。空港発ユニオンステーション行の場合、朝5時11分発から午後7時26分発までは15分間隔で、その他の時間帯は30分間隔で運行される(深夜2時頃から4時頃までは運行なし)。

全区間(8駅)に乗車の場合、運賃は片道9ドル。車両は、スーツケースなど大きな荷物を持った旅行者や、体の不自由な方に配慮し、ホームとの段差が低い設計になっている。また、列車内にはスーツケース置場や自転車ラックも備えつけられている。


Colorado

試験運転:ザ・ウェスティン・デンバー国際空港を背に
© The Regional Transportation District


空港から1つ目の61st&Pena駅には現在、パナソニックノースアメリカ社が大規模なスマートシティコミュニティの建設を進めている。ここは2014年11月に神奈川県藤沢市に誕生した「Fujisawa サスティナブル・スマートタウン」同様、環境や安全、快適性などに配慮した次世代都市型コミュニティで、完成は2016年夏になる見込みだ。

「University of Colorado Line A」の開通は、RTDのFasTrackプログラム遂行に向けての重要な節目となる。同プログラムでは、今後さらに196キロの通勤および路面電車路線の拡張、バス路線の拡張・変更、21,000台分の駐車場設置などを進めている。これにより、デンバーを含む8つの郡内の公共交通網が、より便利に整備されることとなる。

Regional Transportation District

ウェブサイト

http://www.rtd-denver.com/a-line.shtml


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