ニューヨーク植物園が2020年に「草間彌生展」を開催
単独の植物園の全てのスペースを使って、草間作品が展示されるのは今回が世界で初めてのこと。メットライフ財団がメインスポンサーを務める同展では、この展示会のために特別製作される新作をはじめ、絵画やインスタレーションなど、草間彌生氏の多岐にわたる作品群が展示される。
会場となる「ニューヨーク植物園」の敷地面積はおよそ100ヘクタール。本展は、敷地内に点在する歴史的建造物を使って展開される。
屋外スペースには、本展示会に合わせ植物園のために製作される彫刻を配置し、「エニッド・A・ホウプト温室」ではアーティストの魅惑的な大型絵画からインスピレーションを得た園芸作品を展示。また「ルーエスター T. メルツ図書館」では、植物のスケッチ、紙を使った作品、有機的な形のコラージュ、アッサンブラージュ、柔らかい素材を用いた彫刻作品など、初期の草間作品が数多く展示され、草間氏がそのキャリアの中で如何に自然界からインスピレーションを受け、それを発展させていったか、という過程が見られる。
季節とともに表情を変える植物園が会場であることから、期間中に何度足を運んでも異なる印象で作品が鑑賞できる。
期間中はまた、種類豊富な公開講座プログラムの開催も予定されている。
Yayoi Kusama Exhibition New York Botanical Garden
会期 |
2020年5月2日~11月1日 |
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場所 |
ニューヨーク植物園 |
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