ケアンズ観光局 11月下旬にSNSでグレートバリアリーフ「サンゴの産卵」を公開予定
毎年11月から12月にかけて満月の時期になると、350種類以上のサンゴが生息する世界最大のサンゴ礁「グレートバリアリーフ」全域では、一斉にサンゴが産卵する様子を目にできる。これは「海中の吹雪」と呼ばれ、南半球に夏の訪れを告げる風物詩となっている。
2023年11月ムーアリーフでの産卵の様子
© Calypso Productions
サンゴの産卵は、1981年に港湾都市タウンズビルにあるジェームズクック大学の科学者たちが発見した比較的新しい現象。地球上で最大の繁殖ショーは、11月から12月にかけてまずグレートバリアリーフ北部で見られ、その後、南部、さらに外洋付近へと拡がる。2023年は、潮の動きが落ち着いた10月終わりの満月の日から4日目にあたる11月2日深夜に、グレートバリアリーフにて何十億もの色鮮やかなサンゴの産卵が確認された。
その神秘的な光景は2024年、11月下旬に観測される見込みとなったことを受け、ケアンズ観光局が同局の公式SNSで公開（予定）すると発表。ケアンズ観光局では、サンゴの産卵が自然な形で持続的に行われるよう、引き続き環境保全に対する活動を行うとコメントしている。
ケアンズ観光局
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