トンガリロ山」噴火に伴う影響

2012年08月09日 掲載

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2012年8月6日午後11時50分頃(現地時間)、ニュージーランド北島中央部ナショナルパーク国立公園内にある「トンガリロ山」が噴火した。この噴火により岩石が噴火口から1キロ四方に渡って飛散したものの、7日現在ケガ人などは確認されていない。

ニュージーランド環境省タウポ支部の会見によると、トンガリロ山の4つのトレッキングコースは現在クローズされ、再開に際しては充分な安全確認が必要な状態だという。また、ニュージーランド国内線ではタウポやネイピア、ギズボーンへの便を中心に欠航が出ている他、ニュープリマスやパーマストンノースでも一部欠航または遅延が発生。タウポからナショナルパークへ向かう道路は通行止めになっている。

ニュージーランド環境省によると、今後の展開は予測がつかないとしながらも、更なる大きな噴火が発生する可能性は低いと見られている。今後の噴火の状況や風向きによっては、ロトルア辺りまで火山灰が降る可能性はゼロではないが、現状では特に大きな心配もなさそうだという。また、近辺のスキー場は安全上の問題はなく、通常どおり営業を続けている。
オーストラリア、ニュージーランドにおける地上手配業務を行っているアイディツアーズ サウスパシフィックでも、7日午前にロトルアのホテルに状況を問い合わせ、通常通り営業していることを確認しているが、同地域への渡航を計画している人は最新の情報に注意したい。なお、オークランドにある日本国総領事館では、在留邦人に向け情報を発出している。

情報提供:日本海外ツアーオペレーター協会

画像・動画:(C) APN


(写真はイメージです)

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