米・イリノイ州の新観光名所「フランク・ロイド・ライト・トレイル」
「旧帝国ホテル」の設計者であるフランク・ロイド・ライトは、日本でも知名度の高い20世紀を代表する4大建築家のひとりだ。建築家としての70年近いキャリアの中でライトは、住宅や学校、会社、教会、博物館などの設計や建築に携わった。シカゴのメトロ地区だけでも80におよぶライト建築があり、イリノイ州全体では13ヶ所が一般に公開されている。
そうしたライト建築の宝庫であるイリノイ州にこのほど開設されたのが、ライトが1898年から1909年までの20年間を過ごしたとされる「フランク・ロイド・ライト邸とスタジオ」をはじめ、州内にある13のライト建築をガイドマップを見ながら自ら観光できる「フランク・ロイド・ライト・トレイル」だ。
今回イリノイ州観光局が発表したのは、
コース1 | シカゴとオークパーク、ジュネーバ、ロックフォード、ハンプシャー、ベルビデーレを巡る110マイル(約176キロ) |
コース2 | シカゴとオークパーク、カンカキー、ドワイト、スプリングフィールドをめぐる240マイル(約384キロ) |
の2コース。このトレイル上には、ライト建築の宝庫と言われるオークパークの他、シカゴ、ロックフォード、ベルビデーレ、スプリングフィールド、カンカキー、ハンプシャー、ドワイトなどがある。
「フランク・ロイド・ライト・トラスト」によると、2017年度に観光スポットとなっているライト建築(5ヶ所)への訪問者数は15万人以上を数え、「フランク・ロイド・ライト邸とスタジオ」だけでも9万人の訪問があった。ライト没後から60年近くが経った今もなお、ライト建築観光は脚光を浴び続けている。
「フランク・ロイド・ライト・トレイル」の公式オープンに伴い、2018年夏にはライト建築の要所にトレイルを記した看板が立てられる予定で、旅程や詳細は、イリノイ州観光局の公式ウェブサイトからダウンロードできる。
The Frank Lloyd Wright Trail
ウェブサイト |
https://www.enjoyillinois.com/travel-illinois/ |
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(写真はイメージです)
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