「ラッフルズ・シンガポール」が改修計画を発表
1887年に創業した「ラッフルズ・シンガポール」は、19世紀から営業を続ける世界でも数少ない最高級ホテルだ。建物の内外に当時の建築様式が見られ、それらが完璧なまでに保存されている。植民地時代のクラッシックな設計に、贅沢さと歴史が溶け合った魅力的な老舗ホテルである。
そのラッフルズ・シンガポールから総支配人のサイモン・ハースト氏とシニア セールスマネージャーの鈴木理奈氏が来日。プレス関係者を集め、細部にまで入念に練られた同ホテルの改修工事計画が発表された。
この改修工事は、2017年2月から3期にわたって行われる予定で、「第1期」の工事では同ホテルの一角にある40軒の国内外の一流ブランドや専門店、レストランなどが集まるアーケード部分に着手。ホテル内のその他の施設は、通常どおり営業が続けられるという。また、「第2期」はホテルの本館建物とロビー、スイートの一部の改修工事が、2017年中頃から開始される予定となっている。
2017年の終わり頃から予定されている「第3期」の間はホテルは全面休業となり、一連の工事がすべて完了し、営業が再開されるのは2018年の第2四半期になる見通しだという。
今回の改修プロジェクトは、世界有数のグローバルな建築設計会社である「アエダス・シンガポール」が全般的に監督する。同社は、ロンドン・コロシアムや香港の灣仔にあるマロリー・ストリート、バウロズ・ストリートの再生をはじめとする改修プロジェクトに従事した実績がある。
また、内装はニューヨークの「ザ・プラザ」やロンドンの「ザ・ドーチェスター」など、世界各地の一流ホテルを手がけたこのあるデザイナー、アレクサンドラ・シャンパリモードが担当する。
なお、前回改修工事が行われたのは1989年から1991年にかけてで、その際には約2年半にわたりホテルが一時休業した。
Raffles Singapore
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(写真はイメージです)
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