ウィーン楽友協会の新たな音楽祭
ウィーン楽友協会で2018年度から新たな音楽祭がスタートする。期間中、世界トップレベルの12のオーケストラが最高級の指揮者やソリストとともに登場し、ドビュッシーやバーンスタイン、ベートーヴェンを中心に60のコンサートが催される。
プログラムにはマルタ・アルゲリッチやダニエル・バレンボイムをはじめ、マウリツィオ・ポリーニ、エレーヌ・グリモーといったピアニストらが名を連ね、バイオリニストのジュリアン・ラクリンや、エリーザベト・クルマン、ディアナ・ダムロー、イアン・ボストリッジ、ミヒャエル・シャーデなどの声楽家も出演する。
楽友協会を本拠地とするウィーン・フィルを指揮するのは、ズービン・メータやマリス・ヤンソンス、アンドリス・ネルソンス。フランツ・ウェルザー=メストが指揮するクリーヴランド管弦楽団は、プロメテウス・プロジェクトの一環としてベートーヴェンの全交響曲が演奏される。
今回は「レナード・バーンスタイン生誕100周年」の記念コンサートも開催され、ズービン・メータが指揮するウィーン・フィル、ヤニック・ネゼ・セガン率いるフィラデルフィア管弦楽団」、ウィーン交響楽団とコルネリウス・マイスターが演奏を行う。
かつて楽友協会の大ホールで自ら指揮したクロード・ドビュッシーの没後100周年を記念したプログラムも用意されている。ダニエル・バレンボイムは3つの記念コンサートで、シュターツカペレ・ベルリンを指揮する。
音楽祭にはベルリン・フィルも登場。サイモン・ラトルは、2002年の楽友協会におけるコンサートで、クラウディオ・アバドの後任としてバルリン・フィル常任指揮者となったが、今回の記念コンサートをもってベルリン・フィルの常任指揮者を退任する。
Musikverein Festival Wien
会期 |
2018年5月6日〜6月10日 |
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会場 |
ウィーン楽友協会 |
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