ロッテルダムで「ルーベンス展」開催
生まれながらのストーリーテラー、ルーベンス。ルーベンスの大きな絵画作品は、弟子との共作であるものが多く見られるが、オイルスケッチはすべてルーベンス自身が手掛けたと考えられている。
アントワープ大聖堂にあるルーベンスの祭壇画
（Peter Paul Rubens, The Descent from the Cross, 1611-14）
当編集部撮影
本展はルーベンスのオイルスケッチを中心とする特別展で、約65点の作品を通じ、ルーベンスの人物像、どうやって有名になったのか、なぜ物語を現実の世界で表現することができたのか、などを紹介する。また、ルーベンスは絵画やタペストリー、彫刻、版画を制作する際に、その絵を事前に高価で傷つきやすいオイルスケッチで描いた。そうした観点からも本展は貴重な展覧会でもある。
本展はマドリードのプラド美術館とのパートナーシップにより開催される企画展だが、作品はニューヨークのメトロポリタン美術館やロサンジェルスのJ・ポール・ゲティ美術館、シカゴ美術館、マドリードのティッセン＝ボルネミッサ美術館、ロンドンのナショナルギャラリー、パリのルーブル美術館などからも貸し出される予定となっている。
Pure Rubens
会期 |
2018年9月8日～2019年1月13日 |
|---|---|
場所 |
ボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館（ロッテルダム） |
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