創立150周年を迎えた「ウィーン楽友協会」 2020年のオープンドアは2月29日
列柱、破風、レリーフで飾られた寺院のような、カールスプラッツ広場にあるこの建物を手がけたのは、建築家テオフィル・ハンセン。1870年1月6日にオープンし、以来世界的レベルの演奏家が出演するコンサートハウスとしても知らている。中でも有名なのが「黄金の間」。その特徴ある音響は唯一無二とされている。
また、ウィーン・フィルは毎年ここでニューイヤーコンサートを開き、その様子は中継で世界中に届けられる。「楽友協会」という名称は、この建物を所有する団体「ウィーン音楽の友の会」に由来している。
「楽友協会150周年」は、2020年2月29日の「オープンドア」で幕開を開け、すべてのホールでガイドツアーやプログラム、ワークショップ、講演、プレゼンテーションなどが行われる。楽器の試演も可能。また、楽友協会の公演スケジュールには、素晴らしいパフォーマーが名を連ねた演目が多数予定されている。
また、4月から6月までは建物の歴史についての展示が行われるほか、10月から12月にかけては2020年に生誕250周年を迎えるルードヴィヒ・ファン・ベートーヴェンと音楽の友の会に関するプレゼンテーションも実施される。
さらにベートーヴェン・チクルスと2つのマーラー・チクルスが掲載された記念周年チクルスも用意されている。
Musikverein
オープンドア |
2020年2月29日 |
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住所 |
Musikvereinsplatz 1, 1010 Wien |
ウェブサイト |
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