イスタンブールの新ランドマーク「アタテュルク文化センター」が開館
総費用およそ239億円、およそ2年にわたる工期を終えリニューアルされた「AKM」は、トルコの芸術の育成、支援、紹介という使命を継続するとともに、訪問者が豊富なコンテンツを体験できる文化施設。トルコ文化観光省が設立した同国最大級の芸術文化促進プロジェクト「ベイオール・カルチャー・ルート」の中でも、最も重要な事業に位置付けられている。開館式にはエルドアン大統領やエルソイ文化観光大臣が臨席するとともに、ビジネス、芸術、学術分野の著名人、非政府組織の代表者、国内外のメディア等が出席した。
「AKM」のデザインは、経験豊かな専門家チームが最先端の技術を駆使して考案。49,000平方メートルの「オペラハウス」は2040席を擁し、802席の「シアターホール」、厳選された現代アーティスト作品を展示する410平方メートルの「AKMギャラリー」、展示会、コンサート、劇場公演、会議、ミーティングなどに対応する「多目的ホール」、録音スタジオを含む「音楽施設」、専門的なテーマを扱う情報センターとして機能する「図書館」、さらにレストランやカフェテリアも設けられている。
また、大統領府クラシックトルコ音楽合唱団、イスタンブール国立オペラ・バレエ団、イスタンブール国立劇団、イスタンブール交響楽団、文化観光省所属の国立イスタンブール・トルコ音楽団などが常駐している。
こけら落としには、トルコ最大級の芸術文化促進プロジェクトを祝う「国際ベイオール・カルチャー・ルート・フェスティバル」を開催。千人以上のアーティストが参加し、2021年11月14日まで行われている。
Atatürk Kültür Merkezi
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