「ル・ムーリス」の偉大なる芸術家たちの足跡を辿る散策ツアー
1835年に歴史あるパリ1区に開業した「ル・ムーリス」は、単なるラグジュアリーの域を超えたパラスホテル。18世紀の装飾とコンテンポラリーが溶け合うフランス流エレガンスを体現したアートギャラリーのようなホテルで、これまで多くの芸術家らに愛されてきた。
今なお、芸術・文化の発信地となっている「ル・ムーリス」は、2021年より偉大なる芸術家たちの軌跡に触れる3つの散策ツアーを含めた宿泊プランを販売。これらの散策ツアーは、経験豊富なガイドと1対1、もしくは少人数のプライベートグループで催行される。
所要時間は2時間。散策の内容も、参加者の要望に応じていカスタマイズが可能。芸術家たちの人生やキャリアにまつわる逸話を聞きながら、美しいパリ散策をゆっくりと楽める。料金には、スーペリアルームまたはスイートでの1泊分の宿泊(2名1室利用)と、セドリック・グロレのアメリカンブレックファーストが含まれている。
ロダン – 愛と苦悩の物語
Rodin – Amour et tourment
美しいテュイルリー公園からスタートし、ロダンの有名な作品《接吻》を見てから、「ロダン美術館」とその息をのむような庭園を訪れる。美術学校を3回も落ちたロダンを成功へと導いた個性の強さだけでなく、弟子のカミーユ・クローデルとの秘密の関係が、その後の作品にどのような影響を与えたかを明らかにする。
「近代彫刻の父」と称されるロダンの知られざる人生とキャリアが、ユニークな視点で、かつロマンチックに垣間見られる散策ツアー。
モネ – 絵画に革命を起こしたモネの軌跡
Monet – Des coups de pinceaux révolutionnaires
散策ツアーは「ル・ムーリス」の正面玄関からスタート。真向いにあるテュイルリー公園を経て、モネが晩年に残した大作《睡蓮》がある「オランジュリー美術館」へ。
現代では世界的に高く評価されているモネが、なぜ当時はとても過激で反抗的と受け止められたのか。有名な「プレインエア」が生まれた理由を紐解くとともに、当時のメディアや大衆が批判した「印象派」の評価をどのように一転させ、前衛的な芸術運動として発展させたのか、モネの功績を振り返る。
ピカソ – ピカソが暮らしたモンマルトル
Le Montmartre de Picasso – Célébration des 50 ans
「ル・ムーリス」で結婚披露宴を行ったパブロ・ピカソの没後50周年を祝い、モンマルトルの石畳を歩きながら、ベル・エポックの活気に満ちた世界でピカソを富へと導いたロマンス、陰謀、大胆さの物語を辿るツアー。
ピカソの傑作《アヴィニョンの娘たち》が、何年もアトリエで放置されていたのか、「オ・ラパン アジル」での飲み物代の支払い方法、そしてピカソの盗難事件に巻き込まれた理由が明らかにされる。
Le Meurice - Suivez les traces du légendaire artiste
料金 |
EUR 2,010 ~ |
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URL |