ミュンヘン空港を起点に巡る「Jewels of Romantic Europe」
「Jewels of Romantic Europe」とは、南ドイツのバイエルン州、オーストリア西部のインスブルックおよびザルツブルクにある空港や観光局、ホテルや登山鉄道などの12団体で構成された広域観光グループ。
ヨーロッパ旅行の初心者からリピーター層までを魅了する、風光明媚な、錚々たる観光デスティネーションの集まりで、ミュンヘン空港を起点に、アルプスの山々や湖、草原、森、城や宮殿など、豊かな自然と歴史・文化が見事に調和した、まさに<美しい宝石がちりばめられたような場所>での「極上の休日」の過ごし方を提案している。
来日したのは、ゲートウェイとなる「ミュンヘン空港」、ガルミッシュ=パルテンキルヒェンからドイツ最高峰のツークシュピッツェ山までを結ぶ「ツークシュピッツェ登山鉄道」、バイエルンの秘宝の謳われる「エッタール修道院/クロスターホテル・エッタール」、日本初上陸となったチロル地方にある5ッ星ホテル「インターアルペンホテル」と体験型アトラクション「スワロフスキー・クリスタルワールド」、そして「ザルツブルク市観光局」の6団体。
計3日間にわたり、東京と大阪で旅行業界関係者向けの観光セミナーと商談会を実施し、日本からの観光客誘致再開に向けて積極的な情報発信を行った。
コロナ禍でさらに進化したミュンヘン空港
ヨーロッパで唯一の5ッ星を獲得しているミュンヘン空港は、単に空港としての役割以上に高いエンターテインメント性を持った珍しい空港でもある。充実したショッピング施設はもちろんのこと、世界では唯一となる空港醸造所兼ビアレストラン「エアブロイ」があったり、またアドヴェントの季節には、空港を出てすぐの場所で40もの屋台が並ぶクリスマスマーケットが開かれたりなど、ドイツらしい伝統文化や仕掛けで利用者を楽しませてくれるのも大きな魅力となっている。
ミュンヘン空港・航空事業部シニアマーケティングマネージャーのサビーナ・メイ氏によると、コロナ禍を経て空港の手荷物検査も進化。これまで電子機器等の出し入れで、慢性的に検査待ちの長い行列が出来ていた手荷物検査も、新型コロナのパンデミックをきっかけに非接触化が進み、最新の3D検査装置を導入。これにより内容物を高速かつ正確に分析し、危険物を察知できることから、検査通過のためにパソコンやスマホなどの出し入れは必要ないという。
これにより、空港での検査にかかる時間が約半分に短縮。さらに今後は、液体物の容量制限やプラスチック袋に入れての提出も撤廃が予定されている。
「Jewels of Romantic Europe」の快適な旅を後押ししてくれるミュンヘン空港へは、ミュンヘン中央駅から列車(S8)で約40分。インスブルックやザルツブルクからは、ミュンヘン・オスト駅を経由して、およそ2時間15分でアクセスできる。