ザルツブルクの「グロッケンシュピール」
ノイエレジデンツの西側にある「グロッケンシュピール」は、アントワープで1688年から1689年にかけて鋳造された35個の鐘を持つ。ザルツブルクの鉄砲鍛冶フランツ・スルツァーと、鐘の創始者であるベネディクト・アイゼンベルガーが、1702年に駆動機構と真鍮のローラーを製作し、宮廷時計職人のイェレミアス・ザウターが、動作に必要な7964個の穴を開けた。
カリヨンは1704年からザルツブルクで演奏され、現在は聖金曜日と聖土曜日を除く毎日、午前7時と11時、午後6時におよそ40曲が流れる。うち16曲はヨハン・ミヒャエル・ハイドンの作品で、モーツァルト父子の曲は19世紀の編曲となっている。
素晴らしいカリヨンの技術が堪能できる「グロッケンシュピール」では、3月末から10月にかけて週に2回、ガイドツアーが実施されている。この鐘楼から望むザルツブルク市街のパノラマも格別なので、ぜひ足を運んでみてみよう!
Salzburger Glockenspiel
見学 |
〔ガイドツアー〕 3月末~10月末 |
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時間 |
木曜 17:30 金曜 10:30 |
備考 |
・ ガイドツアーは予約制 |
URL |
https://www.salzburgmuseum.at/en/locations/the-salzburg-carillon/ |
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