ブルージュで3年に一度のトリエナーレ開催
単なる国際的な建築とアートのイベントではなく、実験的なプラットフォームを目指す「ブルージュ・トリエナーレ」。インスタレーションの暫定性は固定概念に囚われない、町の公共スペースに新しい概念やアイディアをもたらす。
その成功例となったのが、運河を誰もが泳げる屋外プールに見立てたアトリエBow-Wowのインスタレーション「運河の水泳クラブ」が制作された2015年版。それ以前は運河での遊泳は禁じられていたが、この試みが大好評だったことを受け、2018年にはスペインの建築事務所セルガスカーノの設計で、遊泳者のためのプラットフォームが作られた。以来、「ブルージュ・トリエナーレ」のインスタレーションは、ブルージュの変化への推進力となっている。
また、「トラウマ」をテーマとする2021年は、公共スペースからブルージュの隠れた部分や、その住民たちにフォーカスし、公私の境界の曖昧さなどを斬新な手法で表現した。
8回目となる次回のテーマは「空間の可能性」。制作されたコンテンポラリーアート作品は、2024年4月13日より9月1日まで旧市街で楽しめる。詳しいプログラムは、以下の公式ウェブサイトで確認できる。
TRIBRU24 - Triënnale Brugge 2024
会期 |
2024年4月13日~9月1日 |
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開催地 |
ブルージュ |
URL |
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