ボザール建築の最高傑作「ユニオンステーション」のクリスマス
コロラド州デンバーの鉄道駅「ユニオンステーション」が、改装後初めてとなるクリスマスシーズンを華やかに迎える。
デンバーのダウンタウンに位置する1881年建造のユニオンステーションは、大陸横断鉄道アムトラックが通る歴史ある鉄道駅。19世紀末から20世紀初頭にかけてアメリカに影響を与えたボザール建築(古代ギリシャ・ローマ様式にルネサンス様式を取り入れた古典的建築様式)の最高傑作と言われ、また市内外へのバスや16番街を走るフリーシャトルの発着場所でもある。
そのデンバーの交通の要であるユニオンステーションは、2012年から修復工事が行われていたが、2014年7月にリニューアルを終え再オープン。高さ19メートルある見事なグレートホールには、有名シェフがオーナーをつとめる10店のレストランやバーをはじめ、ブティック、ギフトショップが入り、さらには112部屋を擁するホテル「ザ・クロウフォード」が入っている。
クリスマスシーズンのデンバーは、ダウンタウンデンバー・パートナーシップ協会、フリーシャトルを運営するRTD社、9NEWS社、お洒落でハイセンスな LoDo地区など各組織が連携し、街は美しいイルミネーションで彩られる。華やかなライトアップを楽しんだ後には、ユニオンステーション内のピグトレイン・コーヒーのホットチョコレートで身体を温めたり、ターミナルバーでクラフトビールを楽しんでみるのはいかがだろうか。
ライトアップは毎日18時30分に点灯され、クリスマスキャロルの演奏が行われる。12月6、13、20 日(土)の9時から15時にはユニオンステーションにサンタクロースもやって来る。「メールお知らせシステム」で順番を知らせるサービスも行っており、サンタクロースにお願いごとをする順番を待つ間は、安心してユニオンステーション内でのショッピングや食事が楽しめるというのも嬉しい。なお、サンタクロースは、ソリに乗って子供たちのもとへと旅立つクリスマスイブの11時から16時に、再びユニオンステーションに立ち寄る予定となっている。
Uniton Station in Denver
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