2015年、スコットランドへの旅のテーマは「フード&ドリンク」
バラエティに富んだ、高品質の食材に恵まれたスコットランド。美味しいものを食べ尽くした美食家をも満足させれるワールド・クラスのレストランも多数点在している。もちろん、パブやカフェ、デリカテッセンでも、そうしたスコットランドの美食に出会える。そこで、今年スコットランドを訪れたらやってみたい「フード&ドリンク体験 TOP10」をご紹介しよう。
スコッチウイスキー蒸留所巡り
話題のテレビ小説『マッサン』効果で、じわじわと人気が高まっているスコッチウィスキー。その聖地とも言われるスペイサイドには、シーバス・リーガルで日本でもお馴染みの「ストラスアイラ蒸留所」や「グレン・グラント蒸留所」「グレンフィディック蒸留所」「グレンリヴェット蒸留所」「カーデュ蒸留所」など、現在も稼働する7つの蒸留所があり、ウイスキートレイルの案内板に従って歩くと、美しいカントリーサイドを通りながら蒸留所巡りができる。また、歴史ある「ベンロマック蒸留所」や「ダラス・デュー蒸留所」では、タイムカプセルに乗った気分でウイスキー歴史体験ができる他、本物の樽職人が驚くようなスピードと技術で樽を作っている樽工場「スペイサイド・クーパレッジ」などにも足を運びたい。
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食の巡礼地「ザ・スリー・チムニーズ」
エディー・スピアーズとシャーリー・スピアーズが経営する「ザ・スリー・チムニーズ」は、スコットランドのスカイ島の北西部にあるレストラン。これまで様々な賞に輝き、世界のレストランTOP10にも選ばれている。この店のある場所は「スコットランドで最も風光明媚な場所」と言われ、そこで新鮮な地元食材を使った滋味あふれる料理が味わえる。宿泊施設も併設。客室は全てスイート・ルーム(6室)で、目を覚ませば海に広がる美しいアウター・ヘブリディーズ諸島も一望できる。美食を極めるグルメなら一度は訪れたい、「食の巡礼地」である。
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アーブロースの絶品タラの燻製
「アーブロース・スモーキーズ」とは、燻製のハドック(コダラ)のこと。塩をまぶし燻したもので、強く豊かなスモークの風味と、つややかな銅のような色合いが特徴の燻製である。ファーマーズ・マーケットで、RRスピンク&サンズ社のイアン・スピンクからハドックの燻製を買い、アーブロースの海岸で、新聞紙に包まれた温かい本場のアーブロース・スモークを食べてみよう。
もし天気が悪くなって海岸での食事が難しくなったら、アーブロースから北西約5キロにある漁村アクミシーへ。アーブロース・スモーキーは、ここで生まれたと言われている。
シーフードレストラン「バットゥンベン」では、最高にフレッシュなアーブロース・スモーキーを、いつでも味わうことができる。
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豪華列車「ロイヤル・スコッツマン」
豪華列車「ロイヤル・スコッツマン」で、車窓の外に広がるスコットランドの美しい景色を眺めながら、旬の食材を使った料理を味わってみよう。ウェブサイト |
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シーフード・トレイル
ケアンドウにある「ロッホ・ファイン・オイスター・バー」は、定評のある人気のレストラン。2004年、労働党のゴードン・ブラウンとジョン・プレスコットが、当時党首であったトニー・ブレア抜きで牡蠣を食べながら、労働党の将来について語り合った場所として知られている。とは言え、この店もスコティッシュ・シーフード・トレイルで紹介する、レストランの一つに過ぎない。このトレイルは、スコットランド西に広がる美しい海岸線を曲がりくねりながら進む。トレイル沿いには様々なレストランがあるが、どの店でもスコットランド産の新鮮なシーフードが味わる。
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クッキング体験
スコットランド各地にあるファーマーズ・マーケットや地元の店では、膨大な量の良質な食材が売られている。ニック・ネアンの「ポート・オブ・メンティス」、トム・ルイスの「カランダー」、マーティン・ウィシャートの「リース」など、スコットランドには受賞経験があるシェフが経営する料理学校も多数あるので、白いコックコートに着替えて料理の腕を磨いてみるのはいかがだろうか。
ウェブサイト | http://www.nicknairncookschool.com |
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果実を摘み
スコットランドのファイフやアンガス、パースシャーは、ベリー類の産地として知られている。最高に美味しいベリーの食べ方は、農園に行って自分の手でベリーを摘み取ること。誰もがベリーを摘み取るとすぐに、口に頬張る。ストロベリー・ティーが頂ける農園も多いので、まだお腹が満たされなければ味わってみよう。
最近は、冒険遊び場やトウモロコシで作った迷路を備えた観光農園が増えてきている。観光農園は家族そろって一日楽しめる場所となっている。
ファーマーズ・マーケット巡り
スコットランド全域で、70以上のファーマーズ・マーケットが立つ。このファーマーズ・マーケットに行けば、アーブロース・スモーキーズ(燻製のコダラ)、ヘザー・ハニー(スコットランドに自生するヘザーの花から採れる濃厚でクリーミーなハチミツ)、オーツ麦でできた棒状のポリッジ・バー(ブラウン・シュガー、クリーム、ウイスキー、そしてハニーのトッピングなどを添えて)など、地元の特産品に出会える。ウェブサイト |
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伝統の燻製品を味わう
ティヴィアット川沿い(ボーダー地方)に佇む18世紀建造のイン(旅籠)を改装して造られた「ティヴィアット燻製場」。ここではスモークしたサーモンをはじめ、タラ、鴨肉、自家製スモーク・パテ、そしてスモークしたチーズを製造している。川沿いの庭園も印象的で、大好きなカワウソに会えるかも知れない。ウェブサイト |
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チーズ天国、スコットランド
大型チーズ専門店「イアン・メリス」では、農家で作られた選りすぐりのチーズを扱っている。メリスの店はエディンバラに4軒、グラスゴーとセントアンドリュースにそれぞれ1店舗を構えている。店が近づくとチーズの豊かな香りが漂い、容易に見つけることができる。この店で扱っているチーズは熟成され、ちょうど食べ頃のものを買い求めることができる。その他、スコットランド・チーズ・トレイルで紹介されているチーズ作り農家や、スコットランド各地にあるチーズ・ショップへ行ってみるのもお勧めである。
ウェブサイト | http://www.ijmellischeesemonger.com |
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