世界遺産アルビにあるユニークな博物館
フランス南西部、プロヴァンスとボルドーのほぼ中間に位置する世界遺産の町アルビ。司教都市として知られるこのアルビにある「モード博物館」は、収集家であるドミニク・ミライユのコレクションを集めた新しい博物館である。
最初のコレクションは、1985年に骨董屋から入手した緑と金の絹で作られた19世紀後半のドレスであったが、以来その数は増え続け、1現在は18世紀から1970年代のものまで数千点を所蔵。展示される作品は一つ一つが珠玉の名品で、毎年これらの中から100点あまりが展示されている。
注目は、三つ揃いの紳士用スーツや婦人服。また、靴や帽子、コート、ランジェリー、ショール、手袋、ストッキングのほか、扇や櫛、ボタン、日傘、ハンドバックといった装身具も見られる。これらは正確な情報を提供するため、絵画や版画、デザイナーの下絵、そして写真などの図版資料も合わせて展示紹介されている。
この「モード博物館」は、サント・セシル大聖堂とトゥールーズ・ロートレック美術館から100メートルほどの場所にある、お告げのマリア修道会旧修道院の中に作られたユニークな博物館。歴史ある建物には、12世紀から17世紀の建築の名残りが随所に見られる。
Musée de la Mode
開館時間 |
火~日 9:30~12:00、14:30~18:00 |
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休館日 |
月曜 |
住所 |
17 rue de la Souque 81000 ALBI |
ウェブサイト |
(動画はイメージです)
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