世界でたった一つの国際ボートレース「モナコ・クラシック・ウィーク」
20年以上前に始まった世界でたった一つのイベント「モナコ・クラシック・ウィーク=ラ・ベル・クラス」が、9月9日から開催される。会場となるのは、2014年6月にモナコ大公アルベール2世が事務所開きを行ったモナコ・ヨット・クラブの新事務所に程近いモンテカルロのルイ2世通り(quai Louis II)。大公は1984年より、クラブの代表を務めている。
このイベントは、今なお伝統的な帆走ヨットやモーターヨットの愛好家の情熱をかきたてるだけでなく、20世紀初頭に造られたクラシックボートや、先代のレニエ大公が1953年のモナコ・ヨット・クラブ設立時に始めた国際レースを愛する人々の集まりでもある。最初の数隻が、モナコ港で進水式を行ったリーヴァ製ボート15隻が海上生活の「美学」を体現することだろう。
また今年は、ヨット・クラブとともにルイ2世通りの新しい建物に事務所を置くソシエテ・ノーティック・ド・モナコ(マリンスポーツクラブ)が、艇体のニス仕上げが美しく、同時に本物のレーシングボートでもある木製のクラシックボートで行うレガッタ競漕を主催。50艇近くが参加した2013年と同様、1920年に初めてオリンピックのレース艇に採用された1人または2人乗りの12フィートディンギーが、にぎやかに海上を走り抜ける。
さらに陸では、連続するモナコらしいパーティーが開かれ、エレガントさを競うコンクールやシェフのコンクールなどを催す。伝統的な夜のパーティーでは、「海の世界のパーソナリティー」授賞式が行われる。2013年にこの賞を受賞したのはロビン・ノックス=ジョンストン卿で、その前の受賞者はジャック・ペラン氏であった。
12回目となる今年の新機軸は、モナコ・ヨット・クラブの新しいクラブハウスでのもてなし。大型客船を意味する「パクボ」と呼ばれるこの純白の建物は、ノーマン・フォスター卿がデザインしたもので、多くの参加者が今回初めて目にすることとなる。
MONACO CLASSIC WEEK 2015
開催日 |
2015年9月9~13日 |
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会場 |
ルイ2世通り (モンテカルロ) |
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