スイス最古の収穫祭「バーズラー・ヘルプストメッセ」
ドイツやフランスと国境を接するバーゼルは、中世から学芸や文化の中心地として発展してきた古都。バーゼルの旧市街では、毎週開かれている市場のほか、華やかなクリスマスマーケットなどの特別な市も数多く開催されている。
そんなバーゼルで、クリスマスマーケットの前に行われるのが、収穫祭の「バーズラー・ヘルプストメッセ」。これは11月11日の「聖マルティヌスの日」を中心に、ヨーロッパ各地で古くから開かれる秋祭りの一つで、食べ物や衣類、工芸品など多彩な露店が立ち並ぶマーケットとあわせて、観覧車やメリーゴーランド、見世物小屋などが特設される縁日のようなもの。マーケットは、冬に備えて様々な品物を買い求める人々でにぎわう。
バーゼルのヘルプストメッセの歴史は、バーゼル市長(当時)のハンゼン・フォン・ベレンフェルスに、皇帝フリードリヒ3世から恒久的にフェア(特別市)を開く権利が与えられた、1471年7月11日にレーゲンスブルクで行われた帝国議会にまで遡り、秋の特別市としてはスイス最古を誇る。
歴史的な街並を横目に、昼間のマーケットを楽しむのもよいが、観覧車やメリーゴーランドなどがきらめく夜のマーケットもお勧めである。場所にもよるが、週末は夜23時までオープンしている。
Basler Herbstmesse
開催日 |
2015年10月24日~11月8日 |
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開催地 |
バーゼル |
ウェブサイト |
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