北西イタリアの王都 「トリノを訪れるべき10の理由」 とは?

2016年06月21日 掲載

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当サイトでも何度かご紹介をしておりましたが、日伊国交樹立150周年を受けて在日イタリア商工会議所が先月末、六本木ヒルズで(東京都港区)で開催した「イタリア・アモーレ・ミオ!」。これに先立ち、同イベントに出展したトリノ市の記者会見が行われました。

この記者会見では、トリノ市役所のルイーザ・ピアッツァ氏と、トリノ観光局のアレッサンドラ・トルメーナ氏、そして応援に駆け付けたジョルジオアルマーニジャパンのCOOであるフランチェスコ・フォルミコーニ氏の3名が登壇しました。
今回はその中から、トリノ観光局からの発表を中心に少しだけ古都トリノをご紹介したいと思います。


Torino

トリノ市の記者会見の様子



2006年に冬季オリンピックが開催さたトリノは、イタリア北西部に位置するピエモンテ州の州都です。その歴史はフィレンツェやローマよりも古く、イタリア共和国としての最初の首都が置かれたのも、実はこのトリノでした。
同州は「ワインの王様」と謳われるバローロやバルバレスコの産地としても有名です。

トリノへは、ロンドンやフランクフルト、パリやイスタンブールなどを経由して直接トリノ空港へ、もしくはミラノのマルペンサ空港がゲートウェイとなります。マルペンサ空港は距離にして約110キロ。高速鉄道を利用すると、ミラノからもわずか45分で到着します。こんなに楽にアクセスできるってご存じでしたか?

さて、そんなトリノを旅のデスティネーションとして選ぶべき理由として、トリノ観光局のアレッサンドラさんが以下の10項目を挙げて下さいました。

トリノはここがスゴイ! 【 トリノを訪れるべき10の理由 】

 01. 近代イタリア(イタリア共和国)最初の首都
 02. 世界で2番目の規模を誇る「エジプト博物館」がある
 03. モーレ・アントネリアーナ内には「国立映画博物館」がある
 04. キリストの聖骸布が安置されている(聖ヨハネ大聖堂)
 05. ユネスコの世界遺産に登録された「王宮群」がある
 06. 「レオナルド・ダ・ヴィンチの自画像」がある
 07. 「現代美術」の宝庫
 08. 歴史的なカフェやパティスリーが点在
 09. 「美食」「チョコレート」「食前酒」の都
 10. 18キロある「アーケード」でショッピングが楽しめる


いかがですか? 1都市にこれだけの見どころが集まっているは、なかなかスゴイことだと思います。今回はご紹介しきれないのですが、トリノではこの他にも芸術、文化、スポーツ、グルメと多岐にわたるイベントも、たくさん開催されています。

ちなみにトリノ市は、欧州委員会からアムステルダムに次ぐヨーロッパ第2位の〈革新的都市〉と評価されていて、単に歴史があるだけでなく、新しいものにもたくさん出会うことができます。


Torino-Ciocolato

トリノ生まれのチョコ「ジャンドゥイオッティ」



上の項目の9番目を見て「あれ?」って思われた方もいらっしゃるかも知れませんが、実はトリノは〈チョコレートの発祥の地〉でもあります。というのも、それまで「飲む物」であったチョコレートを、現在私たちが口にしているような固形の食べ物にしたのはトリノのチョコレート職人であったからです。

トリノの名物と言えば、ボートを裏返したような形をした「ジャンドゥイオッティ」。これは焙煎したヘーゼルナッツを練り込んだトリノ生まれのチョコレート。この「ジャンドゥイオッティ」は、保存を目的に一つずつ手作業で包装された初めてのチョコレートでもありました。ちなみに日本でも人気の「ヌテッラ」も、ピエモンテ生まれのスプレッドです♪

トリノの街中には、かつてトリノを統治していたサヴォイア家お気に入りのカフェや、イタリアの初代首相のカブールや作曲家プッチーニもお気に入りだったいうカフェ、イタリア統一運動の志士達や愛国者が集ったカフェなど、歴史ある老舗カフェもたくさんあるそうですので、次のホリデーにはぜひトリノを訪れて、カフェ巡りを楽しんでみるのはいかがでしょうか? 
なお、今回ご紹介しきれなかった分も含め、トリノの情報については今後も随時ご紹介させて頂く予定です。


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