2017年度のフランス観光親善大使は、くまモンとリカちゃん
熊本県のPRキャラクター「くまモン」と、国民的着せ替え人形として親しまれる「リカちゃん」(株式会社タカラトミー)が、2017年度のフランス観光親善大使に任命され15日、都内にある駐日フランス大使公邸でその任命式が行われた。
今回、くまモンとリカちゃんが任命された「フランス観光親善大使」とは、「旅のデスティネーションとしてのフランス」を一年にわたり幅広くアピールするため、駐日フランス大使より任命される著名人。選考基準は、各界で活躍し好感度が高く、また公私を問わずフランスに縁がある人物が選定されるが、2000年に同タイトルが創設されて以来、キャラクターが就任するのは、今回が初めてだという。
任命式に際し、まず最初に登場したのがタキシード姿の「くまモン」。くまモンは、パリで開催される日本のサブカルチャーイベント「ジャパン・エキスポ」に参加するため、2013年から毎年渡仏しているフランスのリピーターで、その回数は4年で6回を数えている。
くまモンはパリだけでなく、これまでもモン・サン・ミッシェル、カンヌ、ボルドー、リヨン、ボージョレといった地方へも足を延ばし、その旅の様子はSNSなどを通じて発信されている。2017年もジャパン・エキスポに出演のために、再び渡仏を予定しているという。
そして、次に登場したのが、成長した大人にも愛されるブランド「LiccA」でお馴染みの香山リカちゃん。リカちゃんは、フランス人音楽家のパパ(ピエール)と、日本人ファッションデザイナーのママ(織江)の間に生まれた日仏ハーフの女の子で、タレント名鑑にも掲載されるほど、「今を生きる女の子」として活躍している。2016年には、パリで開催された特別展「Licca-Symbol of Kawaii」で、大成功を収めた。
フランス国旗と同じトリコロールのドレスを身に纏い、2008年度の同大使を務めた華道家の假屋崎省吾さんと登場したリカちゃんは、パリにある「オルセー美術館」と「ベルサイユ宮殿」がお気に入りで、ベルサイユ宮殿の美しい夜のライトアップにも言及した。
2017年は、リカちゃんの誕生から50周年。多忙なスケジュールが予想されているが、今年もパパの故郷であるフランスで、しっかりとバカンスをとる予定だという。
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