古楽器の音色が楽しめるインスブルックの音楽祭
1963年、インスブルックにあるアンブラス城で、チロル地方のオーストリア編入600周年を記念したコンサートが開かれた。その後、同じ城で1976年から毎年夏にコンサートが催されるようになった。これが「インスブルック古楽器音楽祭」の始まりである。
この古楽器音楽祭の特徴は、演奏にルネッサンスやバロック期、古典時代の楽器を使われ、当時の音楽が正確に再現されること。華やかさという点においては現代の楽器に劣るかも知れないが、古楽器には古楽器独特の温かい響きがあり、毎年この時期になるとインスブルックの街は世界中から集まった古楽器ファンで賑わう。
舞台となるのは、アンブラス城内にあるルネッサンス様式の「スペイン広間」、インスブルックの王宮にある「巨人の間」、そして「チロル州立劇場」や「宮廷教会」、「ウィルテン修道院」など。
今年の夏は、バッハやモーツァルトが生きた時代そのままの調べに、インスブルックで酔いしれてみてはいかがだろうか。
Innsbrucker Festwochen der Alten Musik 2017
開催期間 |
2017年7月18日~8月27日 |
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開催地 |
インスブルック |
ウェブサイト |
(動画はイメージです)
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