マンダリンオリエンタルロンドン、大規模改装の第1期が終了
エドワード7世時代に造られた赤レンガの外壁が印象的な「マンダリン オリエンタル ハイドパーク ロンドン」。ロンドン市民の憩いの場、ハイドパークの玄関口であるナイツブリッジに佇む同ホテルが、2016年11月より実施していた大規模改装の第1期を完了。ナイツブリッジに面するスイートルームを含む計95室の客室とロビー、およびラウンジがリニューアルされた。
今回の改修工事は、世界的に人気のインテリアデザイナーであるジョイス・ウォン氏監修の下で行われた。モチーフとなっているのは、エドワード朝時代の装飾とハイドパークの豊かな自然。アールデコ調の特注家具を配したロビーとラウンジは、ラグジュアリー感と開放的な自然光に溢れている。
コンテポラリーとアールデコが調和したベッドルームは、それぞれ異なるレイアウトで構成。ハイドパークを彷彿させる自然をモチーフにした装飾が各所に見られ、温かみのあるグレーの羽目板を使用した壁には、金箔を施された鏡が配置されている。
室内には、本革張りのベッドボードとデスク、広々としたクローゼット、Bluetooth®機能を搭載した高級スピーカーブランド「バウワース アンド ウィルキンス」のステレオ、ネスプレッソのコーヒーメーカー、好みの枕メニューなど、最先端の設備が導入されており、客室からは高級ブティックが軒を連ねるナイツブリッジの景観、もしくは中庭が望める。
一方、ユニークなレイアウト構成となっているスイートルームでは、優雅な装飾が施された玄関ホールがゲストをお出迎え。
壁紙は、英国の高級ブランド「フロメンタル」を採用。金とクリスタル製の特注どんぐり型シャンデリア、ベルベット素材のソファー、読書用チェア、本革張りのデスクを配したリビングルームと、ベッドボードの両脇と上部には馬の毛を織り込んだ壁掛け照明をあつらえたベッドルーム、その他にウォークイン・クローゼットがある。
室内には、メイフェアの有名な書店「ヘイウッド・ヒル」がホテルのために厳選した本が揃い、さらにウォークインシャワーとバスタブ、さらに2台の洗面ユニットがある大理石張りのバスルームには、ロンドン発のフレグランスブランド「ミラー・ハリス」や、有名サロンで利用されているヘアケアブランド「ジョー・ハンスフォード」のアメニティが備えられている。
なお、第2期改修工事ではハイドパークに面した残りの客室をはじめ、スパ施設や柱廊、バンケットルーム、レストラン「ディナー バイ ヘストン ブルメンタール」などの改装が進められており、さらにロンドン市内の景観を一望するプライベートテラス付きペントハウススイート(2室)も誕生するというから楽しみだ。
Mandarin Oriental Hotel Group
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