中東呼吸器症候群(MERS)に関する注意喚起について

2015年06月15日 掲載

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中東諸国への渡航者に対しては、2014年7月から中東呼吸器症候群(MERS)の発生状況や予防対策について、検疫所においても周知を図っているが、2015年5月20日韓国において中東に渡航歴のある者からMERS患者が初めて確認され、それ以降韓国において多数のMERS患者や死亡例が発生している。
そこで、厚生労働省 医薬食品局 食品安全部では、ラクダへの接触や接近を避けるといった予防策などを発出し、旅行者に対して注意を呼びかけている。

中東呼吸器症候群(MERS)


【症状】

感染してから2~14日後に、呼吸器症状(発熱、咳、息切れや呼吸困難など)を引き起こす。感染しても症状が出ない場合もある。

【治療】

特別な治療方法やワクチンはない。

【予防対策】
  • 一般的な衛生対策として手洗いを行う。
  • 咳やくしゃみなどの症状を示している人との接触はできる限り避ける。
  • ラクダなど、動物との不要な接触を避ける。

【入国時に検疫所で】

発熱や咳などの呼吸器症状がある場合や、MERSが疑われる患者又はラクダと接触した可能性がある場合は、「必ず」検疫官に申し出る。

【入国後症状が出たら】

入国後14日以内に、発熱や咳などの呼吸器症状がみられた場合は、速やかに電話にて最寄りの保健所へ連絡する。

【参照サイト】


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