タイ政府、ワクチン接種済み外国人観光客を対象に観光復興プログラム「プーケット・サンドボックス」を実施
「サンドボックス」とは「砂場」という意味の英単語。IT用語ではコンピューター上の安全な仮想環境として、外部からのアクセスが厳しく制限された領域を指す。この「プーケット・サンドボックス」計画は、プーケットを他府県とは異なる守られた環境で観光再開計画が実施されていることから、それになぞらえ「プーケット・サンドボックス」と命名された。
本プログラムを利用してプーケットへ渡航する場合、旅行者は渡航前に入国許可証(COE)の申請や、新型コロナウィルスワクチン接種完了を証明する書類、航空券の手配、従来の衛生管理に加え、全従業員の70%以上がワクチン接種を完了していることを保証するタイ政府の安全基準「SHA+ 認定」を取得した宿泊施設の予約、および事前に海外旅行保険への加入等が義務づけられている他、タイ保健省が指定する許可対象国・地域から出発し、渡航日まではその国・地域に連続する21日以上の滞在が求められる。出入国時には、スクリーニング(健康チェック)も実施される。
7月末現在、タイ国際航空をはじめ、カタール航空、エミレーツ航空、エティハド航空、シンガポール航空、トルコ航空、エルアル航空、ガル航空の8社が、プーケットへの便を運航している。
なお、2021年7月28日現在、7月から9月の宿泊予約数は延べ292,832泊。うち7月の宿泊予約は192,875泊で、全体の65%を占めている。また、 プーケットにおけるワクチン接種率は、1回目が88%、2回目が69%となっている。「プーケット・サンドボックス」の具体的な手続きについては、以下の Entry Thailand を参照。
Entry Thailand
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