劇団四季のミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』が絶賛上演中
世界中で愛される映画『サウンド・オブ・ミュージック』の誕生から50年目を迎えた今年、都内にある四季劇場[秋]でミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』が上演されています。
現在上演されているのは、『キャッツ』や『オペラ座の怪人』などで有名なミュージカル作曲家、アンドリュー・ロイド=ウェバーがプロデュースしたバージョンで、東京公演は2013年以来の再演となっています。
同公演については、4月に都内で関係者を招いて行われた50周年イベント「Happy Birthday!『サウンド・オブ・ミュージック』」でも紹介されていました。
その会場には、本作品で修道院長を演じている劇団四季の秋山知子さんの姿もありました。
本作品は8月9日から行われていまるのですが、先日ようやく機会に恵まれこのミュージカルを鑑賞してきました。
『サウンド・オブ・ミュージック』は、第二次大戦中のナチス占領下にあったオーストリアを舞台に、歌で人々を励ましたトラップ一家合唱団(実話)と、それに基づいたドイツ映画を原作としたミュージカルで、この日のマリア役は江畑晶慧さん、トラップ大佐を深水彰彦さんというキャストでした。
『ドレミの歌』や『エーデルワイス』といった誰もが聞き覚えのある曲がたくさん登場するこの作品は、みんなが一緒に歌を歌う「シング・アロング」(SING ALONG)が行われた初めての作品だとも言われています。
残念ながら、今回の東京公演ではこの「シング・アロング」という場面はありませんでしたが、上演中は子どもたちの名演技に笑いや大きな拍手がわいたり、時々場内からすすり泣く音が聞こえてきたりする場面も・・・。まったく古さは感じられず、観客の年齢や経験値によって様々な楽しめ方ができる作品であると、あらためて認識しました。
このあたりが、この作品が不朽の名作と言われる所以なのでしょう。また、耳だけでも楽しめるミュージカルということもあり、会場に視覚障害をお持ちの方のお姿も見受けられたのが印象的でした。
劇団四季の『サウンド・オブ・ミュージック』東京公演では「ファミリーゾーン」を設定され、対象エリアのS席・A席で子ども料金が設けられているとのことですので、ぜひご家族揃ってご鑑賞下さい。チケットは現在、2015年12月6日の公演分まで発売されています。
この映画の舞台となったザルツブルクには、映画に登場する建物や場所が現存しています。今年は、50周年関連イベントも目白押しとなっていますので、この記念すべき年に物語の舞台を訪れてみてはいかがでしょうか。
(協力:ザルツブルク観光局)
劇団四季『サウンド・オブ・ミュージック』
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