レハール生誕150周年 ~ バート・イッシュルで「レハール音楽祭」開催
傑作「メリー・ウィドウ」や「微笑みの国」を残し、オペレッタの第2黄金期「銀の時代」を代表する作曲家フランツ・レハールが今年、生誕150周年を迎える。温泉保養地として名高いオーストリアのバート・イッシュルでは、毎年7月から8月にかけてオペレッタがたっぷり楽しめる「レハール音楽祭」が開催されているが、今年はこのレハール生誕150周年を記念し、初演にはレハールに捧げるオマージュ「君こそわが心のすべて―レハールの人生と音楽」が予定されている。
温泉保養地として名高いバート・イッシュルにはその昔、ヨーロッパ各地から王侯貴族や文化人が集まってきた。ブラームスも1889年~1896年まで夏の間ここに住み、ドイツ・レクイエムなどを作曲した。ザルツカンマーグートのバート・イッシュルに別荘を構えて暮していたレハールもそんな音楽家のひとりだ。彼が晩年を過ごした「レハール・ヴィラ」は現在記念館となっており、夏の間はガイドツアーで見学もできる。
町の中心には美しい庭園のクアパークがあり、夏に「レハール音楽祭」が開かれるコングレス・シアターハウスも建っている。皇帝フランツ・ヨーゼフと皇妃エリザベートゆかりの「カイザー・ヴィラ」も音楽祭と併せて訪れたい場所となっている。
Lehár Festival Bad Ischl
開催期間 |
2020年7月11日~8月30日 |
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開催地 |
バート・イッシュル |
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