ザルツブルク音楽祭、ヤンソンス氏の死去を受け新たな指揮者を発表
マリス・ヤンソンス氏はオーストリア留学時に名指揮者のカラヤン氏に師事し、70年代初めにソ連国立レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団で指揮者デビューを果たした。
ウィーンフィルのニューイヤーコンサートでは、これまで2006年、2012年、2016年にタクトを振っている。今年100周年を迎える2020年の「ザルツブルク音楽祭」では、ウィーンフィルのコンサートやオペラの指揮が予定されていた。
先ごろザルツブルクで行われた発表によると、まず7月26日と29日に行われるウィーンフィルのコンサートの新指揮者はフランツ・ウェルザー=メストで、リヒャルト・シュトラウス作曲のオペラ「ばらの騎士」op.59の組曲、アルプス交響曲作品64などを指揮する。
また、モデスト・ムソルグスキー作曲のオペラ「ボリス・ゴドゥノフ」は、旧ソ連の一角オセチア出身の新進指揮者トゥガン・ソヒエフ氏(写真右)が8月20日の初日から指揮をする。ソヒエフは、これが「ザルツブルク音楽祭」デビューとなる。
トゥガン・ソヒエフ氏は、トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団(ONCT)の音楽監督、そしてボリショイ歌劇場の音楽監督兼首席指揮者を、2015/16年まではベルリン・ドイツ交響楽団の音楽監督も務めている。同氏の新たなキャリアザルツブルク音楽祭でのオペラ「ボリス・ゴドゥノフ」の指揮が決定したことは、同音楽祭にとっても嬉しいニュースとなっている。
100 Jahre Salzburger Festspiele
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