世界初! モーツァルトの未発表曲を愛用のコスタヴァイオリンで披露 ~ 大阪・関西万博
本イベントでは、オーストリア共和国ザルツブルク州のシュテファン・シュヌルシュヌル副知事が「観光は単なる経済活動ではなく、文化の架け橋であり、オーストリアのライフスタイルの大使。ザルツブルクの美食、音楽、そして伝統は、訪れる方々の心を深く動かす大切な要素だと確信しています」と挨拶。
一緒に来日したザルツブルク音楽祭のクリスティーナ・ハンマー総裁、モーツァルト博物館のリヌス・クルンプナー館長、モーツァルテウム音楽大学のエリザベート・グートヤー学長とともに、「唯一無二の都市ザルツブルク」の魅力を発信した。

去年発見されたモーツァルトの新曲を演奏するモーツァルテウム音楽大学の学生たち © SalzburgerLand Tourismus
この日のハイライトは、モーツァルテウム音楽大学の学生たちによる『とても小さな夜の音楽(セレナーデ ハ長調 K.648)』の演奏。これは、去年ドイツで発見されたモーツァルトの新曲で、演奏はモーツァルトが愛用した「コスタヴァイオリン」で披露された。これは世界初となる。
モーツァルト博物館のクルンプナー館長は、「2024年秋に発見されたモーツァルトの新たな楽曲を、大阪・関西万博においてモーツァルト自身が愛用したヴァイオリンで初披露できたことは、ザルツブルクの豊かな音楽遺産を象徴する歴史的公演。モーツァルトの音楽が持つ普遍的な魅力と、ザルツブルクが育んできた音楽文化の奥深さを、あらためて世界の人々に感じていただければ幸いです」とコメントしている。
配信元:大阪NEWS【テレビ大阪ニュース】/YouTube
その後、オーストリアを代表するトップシェフたちが、アルプスの郷土料理「ザルツブルク・アルパイン・キュイジーヌ」をテーマとする6品の特別メニューを提供。また、午後にはポップアップステージにおいて、大阪音楽大学とザルツブルク・モーツァルテウム大学の約25名が、コントラバス・チューバからテナー・チューバまでの壮大なチューバ・アンサンブルで、モーツァルトからバーンスタインに至るプログラムを披露した。
夜はナショナルホールにおいて、世界に類を見ない、3つのモーツァルテウム(モーツァルテウム大学、モーツァルテウム財団、モーツァルテウム管弦楽団)が「音楽の魔法の力」をテーマに、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲(コスタヴァイオリン使用)や、オペラ《ドン・ジョヴァンニ》の華やかなシーンも披露され、この日のプログラムは大喝采のうちに終了した。
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