ザゴリェのシンボル「ヴェリキ・タボル城」が再オープン
「ヴェリキ・タボル城」は、デスニチ地区の素晴らしい景色の丘陵に建つ、クロアチア内陸部でも文化的に価値の高い建築物だ。
中世後期から16世紀初頭にかけてRattkay家によって形成されたこの城は、完成後まもなくゴシック後期の中核部周辺にルネッサンス様式の要塞が築かれ、それに伴い城も同一の様式に再構築された。その後、17世紀から18世紀にかけてさらに改修され、バロック様式へと変化していった。
1793年まで城はその一族によって所有されていたが、1993年からは国が管理。クロアチア・ザゴリェ博物館の展示スペースとして運営されている。
この「ヴェリキ・タボル城」は、2005年から5000万クーナを投じた再構築プロジェクトが進められているが、この程、この工事の2段階目が完了したことを受け、観光客に再公開されている。
最初の段階では城のポーチとパラスと呼ばれる五角形の塔の改修が行われ、第2フェーズでは屋根全体を含む城の外装の改修が行われた。次の段階では建物内部と博物館部分の改装が予定されている。
現在、城ではユニークな観光スポットとして多くの文化イベントが開催されている。恒例の「タボルでの中世キャンプ」では、中世のスタイルの兵士による競技や工芸品、当時のレシピに基づく料理などが楽しめる。
Dvor Veliki Tabor
開館時間 |
〔4~9月〕 9:00~19:00 |
---|---|
休館日 |
月曜(冬期のみ)、1/1、イースター、11/1、12/25、12/26 |
ウェブサイト |
(写真はイメージです)
関連記事
- None Found